アナタはどれくらい知ってる? 意外と意味が分からないインターネット用語

日常会話の中でバイクの話題になれば、もちろんバイクの専門用語が飛び交い、別な話題に移れば、そのジャンル特有の言葉が出てくる。特に意識しなくても、会話では当たり前の現象だ。今や一般的となったパソコン、そしてインターネット。来店したユーザーとこの話題で盛り上がるショップオーナーも多いことと思うが、その中に登場するカタカナやアルファベットの用語、一体どのくらい理解しているだろうか。想像するに、ほとんどの人が「表面上のことは分かってるけど、しっかりとした意味はよく分からない」といったところだろう。バイクに当てはめれば、CDIの意味は分かるけど、一体どういう働きをして、どういう仕組みなの?ということだ。

そこで今回は、インターネットに絡んだ基本用語をピックアップ。誌面の都合上、数多くある中の一部しか取り上げられないが、少しは参考にして頂けるだろう。これで、曖昧なまま使っていた用語、雑誌の記事に登場するがよく分からないまま読み流した言葉なども、「?」マークが付くことがなくなる?

ISP(アイエスピー)

 Internet Service Provider(インターネット・サービス・プロバイダー)の略。インターネット接続業者のこと。電話回線や光ファイバー等を利用し、パソコンをインターネットへ接続可能にするサービスを提供している。単にプロバイダーと呼ばれることもある。接続サービスだけでなく、メールアドレスやホームページスペースなど、付随したサービスも提供している。

IPアドレス(アイピーアドレス)

 Internet Protocol Address(インターネット・プロトコル・アドレス)の略。ネットワークに接続されたコンピューターを識別するための番号。「210.131.77.160」のように、4つに区切られた16の数字が個々に割り当てられる。

ASP(エーエスピー)

Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダー)の略。インターネットを通じてアプリケーションを提供する業者のこと。パッケージソフトを購入するよりも、初期コストが低く抑えられることが多い。提供されるものは、財務会計やオンラインショップ、グループウェアなど、ビジネス向けのものが多いが、最近では携帯電話から利用可能なサービスも増えている。インターネット回線を利用するため、インフラを持つ企業と提携して提供する場合が多い。

HTML(エイチティーエムエル)

 Hyper Text Markup Language(ハイパー・テキスト・マークアップ・ラングゲージ)の略。インターネット上のホームページを表示するための言語のこと。ブラウザがHTMLを読み込むことで、ホームページが閲覧できるようになる。「タグ」と呼ばれる文字列でホームページの構造を管理し、画像、音声、動画などを埋め込むことも可能。HTMLファイル自体はテキストファイルなので、作成や修正は「メモ帳」等のテキストエディタで行える。

サーバー

 他のコンピューターからネットワークで接続され、それぞれに各種サービスを提供するコンピューターのこと。サーバーに接続されているコンピューターをクライアントと呼ぶ。種類として、インターネットへの接続を行うインターネットサーバーやプリンター作業を統括するプリンターサーバー、メールの送受信を管理するメールサーバー、ファイル共有の場となるFTPサーバーなどがある。

CGI(シージーアイ)

 Common Gateway Interface(コモン・ゲートウェイ・インターフェイス)の略。ブラウザから命令を送り、サーバーにある外部プログラムを利用して処理を行い、結果を反映させるための仕組み。ホームページのアクセスカウンターや、掲示板などユーザーが入力したデータを表示・反映させる所に使われることが多い。ブラウザ上で対話的な処理が行えるため、企業のホームページでも多く使われている。

ストリーミング

 インターネットなどで動画や音声データを受信しつつ再生を行う技術。動画のダウンロードが完了するのを待つことなく再生できるほか、撮影中の動画をリアルタイムで視聴することも可能。Windows Media(マイクロソフト)、Real Media(リアルネットワークス)、Quick Time(アップル)などが有名。

ドメイン

 数字の羅列で覚えにくいIPアドレスを、アルファベットや数字、記号を使って分かりやすくした、インターネット上の住所のようなもの。「.(ピリオド)」で区切られ、末尾ほど大きな区分を示す。「bbb-net.ne.jp」の場合、jpは日本、neはネットワークプロバイダーを表す。ちなみに、comやcoは一般企業のこと。

ネチケット

「ネットワーク」と「エチケット」を組み合わせた造語。インターネットをはじめとしたネットワーク上での礼儀作法のこと。特定人物への誹謗中傷の禁止といったことはもとより、「チェーンメールを無闇に送信しない」「メールの件名は簡素で分かりやすく」など、メールのやり取りにもネチケットは存在する。

ヒット/ページビュー

 両方ともホームページへのアクセス数を表す単位。「ヒット」はユーザーのコンピューターにダウンロードされたファイル数を表す。「ページビュー」はホームページがダウンロードされた回数を示している。例えば、画像が9つ表示されたホームページを閲覧するとヒット数は10、ページビューは1となる。

ブラウザ

インターネットのホームページを見るためのソフトのこと。代表的なものとして「Internet Explorer(インターネット・エクスプローラー)」と「Netscape Navigator(ネットスケープナビゲーター)」があり、どちらも無料で入手可能。最近のパソコンは、たいていこの2つのどちらかが最初から入った状態で販売されている。

ホスティングサービス

 インターネット上で情報を発信するためのサーバーを貸し出すサービス。レンタルサーバーとも呼ぶ。1台のサーバーを複数の顧客が借りる共有ホスティングサービスと、1台丸ごと借りる専用ホスティングサービスがある。ホスティングサービス業者によってはCGIが利用可能なサーバーを提供したり、無料ウイルスチェック機能が付加される場合もある。

URL(ユーアールエル)

 Uniform Resource Locator(ユニフォーム・リソース・ロケーター)の略。ホームページなど、インターネット上にある情報の場所をしめす住所のようなもの。ホームページのURLまたはアドレスとも呼ぶ。ホームページの場所を表す場合、「http://」で始まり、次にサーバー名が続く。