ビジネスを成功させるための新たなツール これからはショップのホームページが不可欠?!

今や生活の中で当たり前の存在となったインターネット。パソコンや携帯電話など、何らかの形で利用している。その利用のほとんどが情報を得るためだが、ここでショップのPRをしない手はない。従来の方法とは違った、新たな形でショップイメージをユーザーに伝え定着させることができる。今回は、今後欠かすことができないホームページについて触れてみよう。

インターネットが本当に「普通」のものとなった。日本のインターネット人口は03年2月末の時点で約5700万人、12月には6000万人を超えると見込まれている。総人口の約半数がインターネットを利用している計算になる。
インターネットの利用のほとんどがホームページの閲覧だろう。知りたい情報を検索し、趣味や仕事に生かしていくことが日常的になっている。以前であれば、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌が情報収集の場であったが、これらメディアもホームページを通じ双方向から情報提供している。インターネットもメディアのひとつと言っても過言ではないのだ。
 さらに、インターネットは情報収集をするだけでなく、買い物ができる場でもある。インターネットユーザーの多くが電子商取引であるオンラインショッピングを経験しており、今後もインターネットで商品を注文するという方法は、ネット利用者数に比例して間違いなく増加していく。
 こうしたことを踏まえると、今後、ショップのホームページは不可欠のものとなってくる。ショップを多くの人に知ってもらい、イメージを定着させ、売上アップにつなげていく手段のひとつとして重要なウェイトを占めていくだろう。
実際にショップのホームページを作るにあたって、活気があり、魅力のあるものを作成し、ショップの活躍の幅を広げていくことが重要なポイントとなってくる。ただ単に「作りました」というだけで、その後の更新を怠っては、リピーターを確保し続けることは難しい。そういった意味で、ホームページは育てていかなければいけない生き物なのだ。
 ここで、ホームページを活用することで、どういったメリットがあるのか、簡単に見てみよう。
 まずはPR手段としてのホームページ。雑誌広告でもPR効果は十分にあるが、問題となってくるのは高い広告料と、その雑誌の購読者に限られたターゲット。その点、ホームページであれば、自分で作ってしまえば制作料はタダ。雑誌広告のようにスペースに制限がないため、自由に表現ができる。オンラインショップの開設も可能だ。そして、検索サイトやBBBをはじめとしたバイク情報サイトを有効活用すれば、ユーザーを導くことは容易である。また、訪問者数もデータとして蓄積できるため、ホームページの効果を数字で見ることができるのも魅力だ。
 さらに、今までDMや折り込みチラシを使って知らせていた内容を、そのままホームページで公開してしまえば、印刷費や送料などの経費を大幅に削減できる。アドレスを持っているユーザーには、メールでも告知も効果的だ。パソコンに限らず、携帯電話も含めれば、かなりの数のユーザーがアドレスを所有しているはず。ユーザーリストに是非ともメールアドレスの項目を追加していただきたい。
 まだパソコンを持っていない、または持っているがホームページはこれからというショップオーナーの方、今年こそはホームページ開設し、上手に活用してみよう。ショップを運営する上で、あらゆる面でプラス効果が表れるのは間違いない。

ショップをPR

お金はかかるけど広告を出す

予算が気になるけど、他に方法が思いつかないので雑誌に広告を出す。料金のわりに小さなスペースしか確保できず、ユーザーに与えるインパクトが弱い。当然PR効果も期待できない。

PR効果を調べるのもひと苦労

雑誌が発売されて数ヶ月。どの程度PR効果があったのか確かめようにも、昨年の売上高と比較するなど、漠然とした集計方法になってしまう。また集計に手間と時間がかかってしまう。

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ホームページを開設
スタッフやユーザーからホームページを作ってみたら?と提案が。作り方がよく分からないし、外注に頼む予算もないためカッコイイ内容にはできないが、スペースの制限がないから多くの情報が発信可能に。また、グーグルやヤフーなどの検索サイトに掲載することで、PR効果も狙った。

PR効果を素早く集計
検索サイトで注目のホームページとして紹介されれば、PR効果は大。日々の訪問者数といった情報はデータとして残り、エクセルなどのソフトを使えば集計も素早くできる。集計データは以降のPR戦略に活用できる。

売上をアップ!

地道に来店するユーザーを待つ
今までと変わらず、来店するユーザーを待ち続ける日々。人手が少ないのでスタッフを補充したいところだが、そんな予算もない。毎日夜遅くまで仕事が続き、体力もモチベーションも低下気味に。

売上はアップするものの、アフターサービスに大忙し
努力の甲斐あって、新規ユーザーを獲得。売上もアップして一見うまくいったかに思えたが、問い合わせや修理依頼などが今まで以上に多くなり、スタッフを補充することに。結局、利益はほとんどなし。

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オンラインショップをスタート
インターネットでよく見かけるオンラインショップのスタートを決定。サーバーを利用し、簡単に開設することができた。少人数のショップでも対応可能で、中間マージンを削除できるなど、メリットは多い。

アフターサービスも万全で売上アップ!
PR効果が幸いし、売上は急上昇。ホームページ内に「よくあるQ&Aコーナー」を設けたりと、サービス体制にも余念がない。問い合わせはメールが中心なので、少数のスタッフでもスムーズに対応できる。

定期的にお知らせ

DM送付や折り込みチラシ。コストが・・・
既存のユーザーにDMを送付したり、折り込みチラシの作成など、印刷費や送料などコストがかかってしまう。

DMもチラシも反応がいまいち
時間と費用をかけたわりには、DMもチラシもその効果がいまいち。費用対効果を考えると無駄に終わった結果となった。

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メールや掲示板を活用
ホームページの訪問者にメールでお知らせを一括送付。さらにホームページ内に「お知らせコーナー」を設置した。掲示板にもお知らせ内容を書き込み、反応を待つ。

反応がないときは相互リンク
メールは多少戻ってきたが、掲示板への書き込みが少ない。そこで、関連のあるホームページと相互リンクを行ったり、有名なポータルサイトへ掲載登録(依頼)をするなど、コストをかけずに訪問者数の向上を狙う。