国内最大の無料通話&メールアプリ LINE(ライン)をショップ専用で使う!

LINE(ライン)は回線登録されているスマートフォンでないと使えないと思っている方も多いようだが、ネット接続ができれば、タブレット端末や機種変更後で使わなくなったスマートフォンでも使える。ということは、個人用とは別にショップ専用のラインも用意できるというわけだ。その概要を見てみる。

改めてLINE(ライン)とは何だろうか?

今さらだが、LINE(以下、ライン)は無料通話と無料メールができるアプリである。スマートフォンの普及に伴い、爆発的に利用者数が増え、現在、国内だけでも4500万人以上が登録している。国民の3分の1以上が使っている計算で、身近なところやショップのユーザーがどれだけラインを使っているかを見れば、納得の数字であるはずだ。スマートフォンや携帯電話のアドレス帳から自動的に「友だち」を追加できるので、電話番号を知っている者同士であれば、とても簡単にやりとりが可能となるのも魅力のひとつで、その他、カメラやゲーム、ウイルス対策、天気などラインに関連したアプリも豊富にあるのも面白い。実際の活用方法はというと、無料通話よりメール(トーク)の比率が高いはずで、これをショップ用として使っていきたい。

電話番号がなくてもラインを使える

現在、自身のスマートフォンにもラインが入っている人は多いはず。それをそのまま使っても良いが、ここではプライベートと切り離すために、ショップ専用の別の端末やアカウントを取得する方法で話を進める。
 まずは、ショップ専用のスマートフォンをひとつ用意したい。新規に回線を追加する必要はなく、中古の端末を購入すればよい。なぜか? 電話番号を持っていないとラインを使えないと勘違いしている方も多いが、実はフェイスブックのアカウントがあれば、電話番号がなくてもラインの登録が可能なのだ。なので、まずはスマートフォンの本体を用意しよう。ショップのライン用と使用目的を限定してしまえば、型落ちのモデルで十分だ。ただし、Wi-Fi機能は必須である。ショップ内にも無線LANが必要だ。

ライン登録用のフェイスブックアカウントを登録

次に、フェイスブックにアカウント登録しよう。すでにショップ用またはショップスタッフ用のアカウントがあれば、それを使ってラインを登録すればよいが、プライベート(個人)用のアカウントしかない場合は別途用意したい。メールアドレス1つにつき1アカウントのため、ショップ用のアカウントを登録する際には、Gmail等のフリーメールアドレスを別途取得して登録した方が良いかもしれない。
まとめると、

  • Gmail等のフリーメールアドレスを取得
  • そのメールアドレスでショップ用フェイスブックのアカウントを登録
  • そのフェイスブックのアカウントでラインを登録

といった流れになる。こうすれば、電話番号がなくてもラインが使えるようになる。

ラインをオープンな設定に変更する

ラインが登録できたら、ショップ用としてオープンな設定に変更していこう。「設定」から「プロフィール」へと進み、「ID」を設定する。ローマ字・英語でショップだと分かるようなIDがベストだ。IDの設定が完了したら、「IDの検索を許可」をオンにしよう。これで、他の友だちがID検索でショップ用ラインを見つけることができるようになる。さらに、QRコードをホームページ、ブログ、フェイスブック上に公開しておけば、それをラインのQRコードリーダーで読み取ってもらうだけで友だち登録してもらえる。このショップ用ラインのIDとQRコードを公開することで、不特定多数が友だち登録してくる可能性がある。中にはスパム的なものや出会い系への誘導目的などもあるはずなので、それはブロックしていく必要がある。

ショップ用ラインの使い方

ショップ用ラインの有効な使い方は、ラインの公式アカウントに見られるように、ショップからのお知らせはもちろん、クーポンの送付など、多数に一斉送信する方法だろう。また、自分の「ホーム」で投稿した内容は、友だちとなっている相手の「タイムライン」に表示されるので、メール(トーク)ではなく、こちらをお知らせのメインで使うのもひとつの手だ。
また、ラインはスマートフォン側でメールアドレスを登録しておけば、パソコンにラインのソフトをインストールして使うことが可能で、日常でパソコンの使用頻度が多ければ、パソコン版のラインも併用していきたい。メールはもちろん、イヤホンマイクをつないでおけば、パソコンからでも無料通話が可能なので、実際、パソコンからも便利に使える。

(写真1)
「設定」→「プロフィール」からID設定をする。20文字以内の英数字で、ショップ名を踏まえたものにすると分かりやすいだろう。設定後、「IDの検索を許可」をオンにしよう。

(写真2)
「設定」→「プロフィール」または、「友だち追加」→「QRコード」から自分のQRコードを表示できる。これをスクリーンショットで保存し、ホームページ、ブログ、フェイスブックで公開すればよい。

(写真3)
自分の「ホーム」で投稿した内容は、「友だち」のタイムラインに表示される。ツイッターやフェイスブックに投稿した時に近いものがある。ショップからのお知らせはここを使ってもよい。

(写真4)
「設定」→「アカウント」からメールアドレスとパスワードを登録しておくと、パソコン版のラインも使うことができる。パソコン版も無料通話&メールは同じなので、スマートフォンと併用していきたい。

「スマホ専用」「無料ネットショップ」  新たなサービスも活用し露出度アップ!

ネットサービスは常に新たなものが登場しており、スマートフォンユーザーの増加をうけ、例えば「スマホ専用」などというものも登場している。販路拡大、自店HPへの流入経路拡大のために、バイクポータルサイトなどと併用して積極的に活用し、少しでもショップの露出度をアップしていきたい。

スマホ専用、ネットオークションの新形態

インターネットを活用した販売ツールとして最も身近なものは、中古バイクサイトだろう。バイクに特化しているため、間違いなくバイクを求めるユーザーが閲覧してくれるのが最大のメリットだ。続いて、ヤフオクをはじめとしたインターネットオークションも活用していきたいサービスで、すでに多くの方が使っているはず。ビッダーズが終了してしまったため、ヤフオク、楽天オークション、モバオクが実質の3大ネットオークションになるが、最近、新たなネットオークションが登場している。その1つに「パシャオク」がある。スマートフォン専用のネットオークションで、スマホユーザーなら簡単に出品できることをウリにしている。パソコンからの出品・入札ができないところが難点だが、スマートフォンユーザーの増加に伴い、こういったスマホ専用ネットオークションの利用も高まるはずで、ショップのPRも兼ねて積極的に利用していきたい。

SNSでログインでき簡単にスタートできる

パシャオクにも乗り物系のカテゴリーがあり、「オートパーツ」→「バイク」と分類されている。ただ、これ以上細分化されていないため、車体やバイクパーツ、ヘルメット等のバイク用品が混在する形となっている。いずれ、ボリュームが拡大するにつれ、細かくカテゴリー分けされるのだろう。基本的にはスマートフォンで撮影した写真をアップし、スマートフォンで商品説明を入力という流れになる。また、パソコンであらかじめ用意しておいた写真・文章を転送するかクラウドで共有し、それを使うやり方も良いだろう。
話が前後するが、利用にはアメーバに会員登録するか、または、フェイスブック、ツイッターといったSNSでログインできる。ログイン後、パスワードを設定し、氏名、生年月日、携帯電話番号、メールアドレス、住所を入力して会員登録する。続いてSMS認証手続きが行われ、ショートメールで4桁の認証コードが送られてくるので、それを入力すれば完了だ。あとは、プロフィール(自己紹介)にバイクショップ店員であることや、ショップ名を入れておけばよいだろう。

グーグルショッピングの有料化はネットショップサービスで対応

パシャオクは新たなスマホオークションだが、グーグルショッピングは2010年にスタートしたサービスで、最近、有料化されたことをうけ、新たな対応を模索する必要があるので取り上げる。
そもそもグーグルショッピングとは、これ自体がショッピングカート機能を備えているわけではなく、各ショッピングサイトの商品情報を検索できるサービスとなる。楽天市場やヤフーショッピングといった大手のネットショッピングモールの商品はもちろん、決められた形で商品情報を送信すれば、独自のネットショップの商品も登録・表示できた。それが有料化されたことで、対応している安価なネットショップサービス・ショッピングカートを活用し、グーグルショッピングにも掲載といった流れが賢明になった。グーグルの検索結果画面の上部にショッピング検索結果も表示されるため、以前よりも露出度が高くなっており、下手なSEOよりも高い費用対効果が望める。

ブログ感覚の無料ネットショップサービスで露出度アップ

まだ、このグーグルショッピングには対応していないが、出展費用無料をうたっている「ゼロストア(ZEROSTORE)」もネットショップサービスとして注目しておきたい。同じ無料のものとしてはFC2カートも挙げられる。有料のサービスが多い中、無料でショップの露出度を上げられるのはありがたく。ブログやSNS感覚で活用していきたいところだ。ゼロストアの場合、利用登録後、確認コードが郵送されてくるので、それを入力して利用スタートとなる。ショップの作りこみは簡単で、特別な知識は必要ない。ブログ感覚で設定していける。商品が売れるに越したことはないが、ショップの認知度上げる手段として割り切り、ブログ&SNS&ネットショップ&ネットオークションを併用していけば、どこかでユーザーが立ち止まってくれるはずである。あれも、これもとなると管理が大変になってしまうが、流入経路を増やして、ショップの露出度を上げるために、新たなサービスもどんどん活用していきたい。

パシャオク
パシャオク

パシャオク
パシャオク

パシャオク
パシャオク

パシャオク
パシャオク

【写真1】
パシャオクのトップ画面。スマートフォン専用なので縦長になっている。下部に「カテゴリから探す」→「オートパーツ」がある。そこからさらに「バイク」と進める。
http://www.pashaoku.jp/

グーグルショッピング
グーグルショッピング

【写真2】
グーグルショッピングの検索結果画面。「CB223S」と検索してみたところ、CB223S用と商品登録されている各ネットショップの商品が表示された。大手ショッピングモール内の商品が多いが、その他のネットショップサービス経由のものもヒットする。
http://www.google.co.jp/shopping?hl=ja&tab=wf

ゼロストア
ゼロストア

【写真3】
出店費用無料をうたうゼロストア・ZEROSTORE(http://zerostore.jp/)。こういったネットショップ・ショッピングカートサービスも活用し、ショップの認知度を高めていきたい。また、自店HPへの流入経路拡大にもつながる。
http://zerostore.jp/

遠隔操作ウイルス事件を教訓にウイルス対策を改めよう! 同時に正当な遠隔操作でパソコンを便利に使おう!!

先日、容疑者が逮捕された遠隔操作による書き込みやメール送信の事件。安易に無料ソフトをインストールしてしまったためにウイルスに感染、外部から遠隔操作されたのだが、知らないうちに自分のパソコンが悪用されていたと思うと怖い。しかし、その一方で遠隔操作そのものはとても便利な機能なので、正当な遠隔操作を知っておきたい。

今回の遠隔操作ウイルスは真新しいものではない

今回話題となった「遠隔操作ウイルス」とは、その名の通り外部から遠隔操作することができるプログラムで、元を辿れば遠隔でメンテナンスするためにソフトに組み込む機能だったが、いつしか悪用されるようになったものである。真新しいものではなく、昔からある一般的な種類のものなのだ。事件となり、ニュース等でも大きく取り上げられたため、新たにこういったものが登場したかのようにも思えるが、そうではない。ただ、昔から存在する種類のものではあるが、自分自身を複製して増殖するタイプではなかったため、ウイルスが広く拡散しなかったことから、セキュリティソフトメーカーでもこの種類のデータを入手できず、セキュリティソフトにも反映できなかったのが感染の要因のひとつと言える。今では、このウイルスのパターンが反映されているはずなので、心配はいらないだろう。しかし、同種のウイルスは常に誰かが変化させ、どこかで増えているはずだ。

安易に無料のソフトをインストールしてしまったためにウイルスに感染

今回の経緯を大まかにまとめてみると、

●掲示板に書き込まれていたURLから「ソフト」を入手
●その無料ソフトを「自発的に」インストール
●その無料ソフトにウイルスが仕込まれており感染
●ウイルスに感染したパソコンが外部から操作される
●勝手にホームページへの書き込みをされる(パソコン所有者本人は知らない)
●勝手にメールを送信される(パソコン所有者本人は知らない)
●このパソコンが遠隔操作ウイルスに感染していると特定される前に、IPアドレスを根拠に誤認逮捕される

といった流れになる。
 無料ソフトを自発的にインストールするところまでは自覚があるが、それ以降は全く知らないところで起きているため、まさに「寝耳に水」の出来事となるわけだ。自分がこうならないためにはどうしたら良いだろうか?

基本的な対策を再確認し、ウイルスに感染しいなようにしよう

今回のケースから学ぶべき点として、まずは掲示板の使い方が挙げられる。基本的には親切な掲示板ユーザーが「こうした方が良い」「ここに良いモノがある」と教えてくれるのだろうが、全てを信じてはいけないのだ。「書き込まれているリンク(URL)を無闇にクリックしない」のは常識・当たり前と思っておこう。リンク先のソフトをダウンロード、インストールするのも細心の注意が必要だ。
万が一に備えてウイルス対策ソフトをインストールしておくのは必須だし、それらのソフトやウインドウズそのものを最新の状態に保っておくこともとても大切である。
また、メールを介したウイルスもまだまだ存在するため、添付ファイルにも注意が必要。よく分からないいファイルは開かない方が良い。これらのことはインターネットが普及し始めた頃から言われていることであり、「何を今さら」といった感もあるが、改めて気を付けたいポイントだ。

正統な遠隔操作であるウインドウズ標準のリモートデスクトップ

ここまでは「知らないところで遠隔操作されて怖い」といった内容だが、正当な遠隔操作もあることを知っておきたい。ウインドウズ標準で遠隔操作できる機能が存在し、「リモートデスクトップ接続」と呼ぶ。接続されるパソコンはXPの場合は「プロフェッショナル」に限定され、「ホーム」では使うことができない。7の場合も「プロフェッショナル」以上に限定される。
接続されるパソコン側で接続を許可しておき(有効にしておき)、ログインパスワードも必ず設定しておく。接続するパソコンのリモートデスクトップ接続を起動すると、コンピューター名を入力するよう求められる。ショップ内の複数のパソコンをLANでつないでいる場合は、プルダウンして「参照」から表示されるはずだ。外部から接続する場合はIPアドレスを入力する。ルーターの設定を変更する必要もあるが、詳細は省略する。

実績あり・機能豊富のLogMeIn(ログミーイン)

ウインドウズ標準のリモートデスクトップ接続は、外部から接続する時にルーターの設定をしておかないといけないため、少々面倒で、ネットワークの知識も必要になってくる。そこで、外部から接続したい場合は別のサービスを活用した方が簡単だ。そのひとつにLogMeIn(ログミーイン)というリモート接続サービスがある。2006年に日本語にも対応し、すでに実績あるサービスだ。
下準備は簡単で、自分のパソコンにログミーインのリモートアクセスソフトをインストールしておくだけ。外部からはインターネットエクスプローラーといったブラウザーを使って接続・操作する。ログミーインのサイトでログインし、ホーム画面で接続したいパソコンをクリック、あらかじめ設定したアクセスコード(パスワード)を入力して接続する。動作には少々ストレスを感じるが、ちょっとした操作であれば問題なく、とても便利に使える。

軽快に動くグーグルの「Chromeリモートデスクトップ」

ログミーインと同様のサービスがグーグルにもある。「Chromeリモートデスクトップ」がそれだ。ブラウザーである「Chrome(クローム)」に追加する拡張機能という位置付けなので、クロームをインストールしておくことが前提となる。かつ、グーグルのアカウントも登録しておく必要があり、ここまで準備した上で、ChromeウェブストアからChromeリモートデスクトップを追加しよう。追加の際には数字6桁のPIN(パスワードのようなもの)を求められる。
実際にリモート接続してみると、ログミーインよりもストレスを感じず、快適に操作できる。グーグルのサービスを多用している方にはオススメだ。ログミーインではファイル管理、ファイル共有やチャットなど機能豊富だが、シンプルに遠隔操作するだけならChromeリモートデスクトップの方が良いだろう。

タブレット端末&スマートフォン用リモートデスクトップアプリもある

 ここまではパソコン間でのリモート接続を前提としたため、想定されるのは本店と支店といったショップ間、またはショップと自宅間での接続となる。しかし、外出時にタブレット端末を持ち歩いている方も多いはずで、状況によってはそこから接続・操作したい場合もあるだろう。前述のログミーインはアンドロイド用、iPad&iPhone用も用意されているので、これを活用したい。ただ、回線状況によってはかなり動作が緩慢になったり、接続が切断される可能性が高いため、Wi-Fi接続できる環境で使うのがベストだ。
 アプリが豊富なiPad&iPhoneはリモートデスクトップも無料、有料のアプリが多数存在するので、いくつか試してみると良いだろう。プライベートでは、iPadからデスクトップパソコンに接続し、その中の音楽や動画ファイルを楽しむといった使い方もできるので、わざわざiPad側にデータを移さなくて済むというメリットもある。

外部からのサポート用にもリモートデスクトップが便利

 冒頭では遠隔操作による事件に触れたため、遠隔操作イコール悪い、怖いといった印象になったかもしれないが、気を付けなければいけないのはウイルスであり、通常のウイルス対策をしておけばほぼ問題ない。リモートデスクトップを活用した遠隔操作はとても便利な機能なので、使えるようにしておいて損はない。
 自分で自分のパソコンに接続・操作するのはもちろん、あまりパソコンに詳しくない場合は、信頼できる人からの接続を許可しておくことで、もし何か分からないことがあった場合にサポートしてもらえるというメリットがある。電話で誘導してもらうよりも、リモートデスクトップで操作してもらうほうが確実に問題解決できるはずだし、その操作の様子を見ることができるのもなかなか面白い。
 便利なリモートデスクトップだが、安易に外部から接続されるのは危険なので、接続パスワードはしっかり管理し、接続する予定がない場合はパソコンの電源を落とそう。

キングソフト
キングソフト アンチウイルス

キングソフトのアンチウイルスソフトの例。基本的には自動的に更新されるが、パターンファイルは最新に保っておこう。

リモートデスクトップの接続を許可
リモートデスクトップの接続を許可

システムのプロパティから「リモート」タブでリモートデスクトップの接続を許可ができる。XP・7ともに「ホーム」にこの機能はない。

リモートデスクトップ接続
リモートデスクトップ接続

接続する場合、「リモートデスクトップ接続」でコンピュータを選択する。遠隔操作はウインドウズ標準で搭載されている機能なので、遠隔操作そのものに抵抗を感じる必要はない。

LogMeIn(ログミーイン)
LogMeIn(ログミーイン)

LogMeIn(ログミーイン)のサイトでログインすると、あらかじめリモートアクセスソフトをインストールしたパソコンが表示される。この中から接続したいパソコンをクリックする。

アクセスコード(パスワード)を入力
アクセスコード(パスワード)を入力

アクセスコード(パスワード)を求められるので、入力してログイン。すると、ブラウザの中に接続先のデスクトップが表示される。

接続されたパソコン上の表示
接続されたパソコン上の表示

接続された側のパソコンのデスクトップ上には、このような表示が出てくる。

Chromeリモートデスクトップ
Chromeリモートデスクトップ

Chromeウェブストアから「Chromeリモートデスクトップ」を検索し、クロームに追加する。

リモート接続を有効にする
リモート接続を有効にする

クロームにリモートデスクトップが追加されたら、リモート接続を有効にする。

数字6桁以上のPINを設定する
数字6桁以上のPINを設定する

数字6桁以上のPINを設定する。いわゆるパスワードだ。リモートデスクトップ接続時に必要になる。

リモートデスクトップのアイコンが作成されている
リモートデスクトップのアイコンが作成されている

クロームで新しいタブを開くと、リモートデスクトップのアイコンが作成されているので、ここから起動(接続)する。

スマホにしたら無料通話アプリを! 販促やユーザーサービスと活用範囲は広い

「機種変更=スマートフォン」と言っても過言ではない現在の携帯電話市場。スマホの普及に伴って登場した無料通話アプリは「LINE(ライン)」の人気によって加熱しており、数多くのアプリが登場している。インストールしているユーザーは多いため、これを販促に使わない手はない。今回は無料通話アプリの概要に触れてみる。

出揃った無料通話アプリ

通話料を抑えるために、ドコモ、au、ソフトバンクを1台ずつ持ち、通話相手によって使い分けているヘビーユーザーもいるようだが、今ならスマートフォン&無料通話アプリの組み合わせで解決できてしまう。圧倒的なユーザー数を誇り、話題の「LINE(以下、ライン)」はもちろん、ラインよりも早くに登場していた「カカオトーク」、最後発の「comm(以下、コム)」といった無料通話アプリが出揃ったので、これらを積極的に活用していきたい。さらに、無料通話の元祖・老舗的な存在のSkype(以下、スカイプ)も組み合わせれば、幅広いユーザーに対応できるはずだ。
 ここで、何故これほどまでにラインを初めとした無料通話アプリが広まったのだろうか? スマートフォンの普及はもちろん、すでに登録してある電話帳の情報をベースに、通話相手である「友だち」を追加できるところがポイントで、この手軽さがライトユーザーの利用を後押ししている。

LINE(ライン)以外にも注目すべき

「無料通話」とうたっているだけあって、無料で通話できることが基本的なアプリの機能となるが、メッセージ機能も見逃せないポイントで、これがショップの販促につなげられるはずだ。いずれのメッセージ機能も「トーク」と呼ばれ、携帯電話のショートメッセージ・ショートメールに近い。複数を相手にグループトークもできるので、ショップからの簡単なお知らせであればトークでも十分間に合う。ブログやツイッター、フェイスブックといったネット上のサービスは不特定多数のユーザーが目にすることになるが、無料通話アプリであれば、基本的にはお互いが電話帳に登録している相手であるため、送信先は既存ユーザーとなってくるはずで、発信内容を「お得意様限定セール」といったプレミアム感を持たせることもできる。ショップ側から無料通話アプリの利用を促し、利用者限定のサービスを展開していくのもひとつの方法だろう。

ショップの販促に使いやすいのは?

 基本の無料通話とトークは3者とも大きく変わらないが、細かい点でそれぞれのメリットがある。「ライン」は周囲でも利用者が多いはずで、すぐにでも活用したいところ。さらに、パソコンからも利用可能なところが他にはないポイントだ。「カカオトーク」は最大5人までのグループ通話ができる点が面白い。また、ヤフーと提携していることから、今後はショッピングやオークションと組み合わせたサービスも期待でき、ネット通販を展開しているショップにとっては活用の可能性が広がる。「コム」はまだ登場したばかりとあって、積極的なCMの効果から今後利用者数が増えるはず。同じDeNAのDeNAショッピング(旧ビッダーズ)やモバオクとの連携も見逃せない。もともとパソコンからスタートしたスカイプは通話相手の登録で3者に劣るが、ビデオ通話や有料で電話番号への発信が可能な点が他にはないところ。パソコンの利用時間が長いならスカイプとラインは入れておきたい。

緊急時の通信手段にも無料通話アプリが活躍

 緊急時に電話がつながりにくくなるのは多くの方が経験済みだろう。「電話は使えない」と考えた方が良いくらいである。そんな時に使えるのが、これらの無料通話アプリだ。実際、東日本大震災の時にはスカイプが有効だったのは、以前このコーナーでお伝えしたとおりで、音声通話は規制がかかっても、データ通信は別のため、データ通信を使うネットサービス、スカイプ、無料通話アプリは大丈夫なのだ。そういった点からも、通話料の節約や販促目的に加え、緊急時の連絡手段としても導入しておくべきだろう。
 現在のところ、CM等でおなじみの3つに加え、スカイプなどの無料通話アプリはかなり多くなってきている。相手も同じアプリを入れてないと使えないため、必然的に使えるものは絞られてくるが、PC・スマホの両方で使える、複数同時通話が可能など、それぞれのメリットを活かした使い分けをしていきたい。

ラインのトーク画面
ラインのトーク画面

ラインのトーク画面。このような形でメッセージが送られてくる。多数の公式アカウントがるので、自店から発信するお知らせの参考にしておきたい。

友だちに追加
友だちに追加

ラインでは「友だち管理」→「アドレス帳」でアドレス帳の連絡先を自動で「友だち」に追加するかどうか設定できる。コムやカカオトークも同様。

ラインのQRコード
ラインのQRコード

ラインやカカオトークはQRコードから友だちを追加できる。ショップのホームページ等に表示しておき、登録を促していきたい。

カカオトークの発信画面
カカオトークの発信画面

ラインの発信画面
ラインの発信画面

ラインとカカオトークの発信画面例。3者ともプロフィール設定で写真や表示名を変更できる。

フェイスブックやツイッターと連携
フェイスブックやツイッターと連携

コムはフェイスブックやツイッターと連携して友だちを追加できる。他にはない機能だ。

カカオトークID
カカオトークID

カカオトークIDを作成しておけば、電話番号を知らなくても「カカとも」になることができる。ラインでもIDからの追加が可能。QRコードと合わせてHP等に表示しておきたい。

ウインドウズXPで最後の悪あがき 起動時の遅さを少しだけ解消

長年使ってきたパソコンは間違いなく起動や動作が遅くなる。その速度に慣れているため気付きにくいが、OSを再インストールした後や新品パソコンと比べればはっきりと分かる。特に、まだウインドウズXPを使ってるならなおさらだ。まだXPを使い続けるなら、ソフトの追加やパーツの変更でもう少しだけ遅さを解消してみよう。

長年使ってるXPパソコンは起動や動作が遅いはず

2009年のウインドウズ7から3年、ウインドウズ8が登場したことで、もうそろそろウインドウズXPからは卒業という時がきた。ただ、マイクロソフトのサポートは2014年4月までとなっているので、このまま使っていてもまだまだ問題ない。現在ウインドウズXPを使用していて、特に不便さや不満がなければ、もう少し買い替えを先延ばしにしても良いだろう。
しかし、ウインドウズビスタが登場した2006年をウインドウズXPの最終と考えると、そこからでもすでに6年経過しており、ハードディスク等のハード面で何か問題が出てきたり、色々なソフトをインストールしたり、大量の保存データが影響して、気付かないうちに起動や動作が遅くなっているはず。ちょっとした工夫やメンテナンスで少しでも快適に使い続けていきたいところだ。フリーソフトの総合メンテナンスソフトも高機能になっているので、積極的に活用していきたい。

起動の遅さの原因のひとつがスタートアップ

起動が遅い原因は様々あるが、そのひとつに「スタートアップ」で動く数々のソフトやプログラムが挙げられる。必要なものもあれば不要なものもるので、それを停止・無効にすることで少しは改善される。これを可能にするスタートアップ管理の代表的なものに「スタートアップチェッカー」が挙げられる。ソフトやプログラムを無効にしていいのかどうか、ワンクリックでネット検索できるので便利だ。
この他、総合メンテナンスソフトでもスタートアップの管理ができるものがあり、不要ファイルの削除やレジストリのメンテナンスもこれ1本でできるので、使い勝手としてはこちらのほうが上だ。「Ccleaner(クラップクリーナー・シークリーナー)」「Glary Utilities(グラリーユーティリティーズ)」「Advanced SystemCare(アドバンスドシステムケア)」の3本を試し、お好みのものを使えば良いだろう。

メンテナンスソフトでもスタートアップ管理ができる

 この3本はどれもフリーソフトなので、簡単にダウンロード&インストールしてすぐに使える。「Ccleaner」は「ツール」から「スタートアップ」で有効・無効を切り替える。「Glary Utilities」は「モジュール」から「最適化&性能向上」へ進み、「スタートアップ管理」でチェックボックスをオン・オフする。「Advanced SystemCare」は「エキスパートモード」に切り替え、「ツールボックス」から「スタートアップマネージャ」で管理できる。無効にしてはいけないものもあるので注意しよう。
 セキュリティーソフトに関連するものを無効にしてしまうと、もちろんパソコン起動時にセキュリティーが効いていない状態になってしまうが、セキュリティーソフトの相性が原因で起動の遅さや動作の緩慢さにつながっていることもある。一度セキュリティーソフトを削除し、その状態でパソコンの動作を確認してみるのもひとつの手だ。

あまりにも遅いときはスペックやハードの問題も

 起動時間はパソコンのスペックでも変わってくる。メモリが
少ない、ハードディスクの空き容量が少ない、CPUの処理速度が遅いなどの要因があるが、手軽に変更できるのがメモリ。例えば、最大4GBまで増設できるのに1GBのメモリしか入っていないという場合は、すぐにでも追加すべきだ。また、ハードディスクをSSDに変更しても効果がある。HDDの丸ごとコピーと入れ替えができれば作業は簡単。新品ならGB単価50円前後を目安に入手しよう。
 スペック的には十分、かつ、メンテナンスソフトも使っているにもかかわらず、あまりにも起動が遅い場合は、何らかの不具合の可能性も否定できない。OSの入れ替え、パソコンの買い替えを視野に入れても良いだろう。早めに大切なデータをバックアップし、新しいパソコンに乗り換えてしまえば安心だ。空いたパソコンはネット専用、音楽専用などと使用を限定してしまえば、「疲れたXP」もしばらくは活躍してくれる。

ccleaner・シークリーナー・クラップクリーナー
ccleaner・シークリーナー・クラップクリーナー

「Ccleaner(クラップクリーナー・シークリーナー)」は「ツール」から「スタートアップ」で管理画面へ。「Windows」「Internet Explorer」「スケジュールされたタスク」「コンテキストメニュー」などのタブで様々なプログラムの有効・無効を切り替えることができる。

Glary Utilities・グラリーユーティリティーズ
Glary Utilities・グラリーユーティリティーズ

「Glary Utilities(グラリーユーティリティーズ)」は「モジュール」→「最適化&性能向上」→「スタートアップ管理」へと進む。別ウインドウが表示され、チェクボックスのオン・オフで切り替える。

Advanced SystemCare(アドバンスドシステムケア)
Advanced SystemCare(アドバンスドシステムケア)

「Advanced SystemCare(アドバンスドシステムケア)」は「エキスパートモード」に切り替え、「ツールボックス」から「スタートアップマネージャ」で管理できる。ソフトによって表示されるプログラム数が少し異なる。

メモリ
メモリ

パソコンは「標準1GB・最大4GB」といった形で、だいたい標準搭載のメモリの容量と最大の容量に差がある。最大のメモリに差し替えることで起動時間・動作速度が向上する。メモリが最大でも遅い場合は、何か別の問題があるので、ハード・ソフトの両面の原因を探ろう。

バックアップは自分のパソコンだけではない レンタルサーバーやブログも定期的に!

今年のレンタルサーバー会社のデータ消失により、必ずしもホームページのデータが安心・安全に保存されないことが分かった。自分でもバックアップしないと万全ではないということだ。合わせて、ブログやSNSを利用している場合は、その投稿データは投稿したままで手元(パソコン)にはない状態。定期的にバックアップし、突然の消滅に備えたい。

まずはパソコンのバックアップから

まず、パソコン内のデータのバックアップはどうしているだろうか? マイドキュメントに保存したままでは、もしパソコンが壊れて、ウインドウズを再インストールとなった場合に、すべてのデータが消去され初期化されてしまう。定期的にCD-RやDVD-Rに焼く、または、外付けのハードディスクを用意するなど、パソコン内とは別に保存しておくことをおすすめする。
さらに、クラウドサービスを利用するのもひとつの方法だ。インターネットに接続されていること、容量に制限があることなど少々条件付きとなるが、パソコンとスマートフォンの両方でアクセスできるのも便利である。「エバーノート」「ドロップボックス」「スカイドライブ」「シュガーシンク」「グーグルドライブ」と多数あるので、全てを利用登録すればかなりの容量を確保できる。
お好みの方法で構わないので、「パソコンとは別の場所」に大切なデータを保存しておくことがポイントだ。

レンタルサーバーもデータを消失する危険が

今年6月に起きたレンタルサーバー会社のデータ消失事故はまだ記憶に新しい。まさかデータが消えて無くなるとは想像できないだけに、自己防衛のためのバックアップをとっていなかった方も多いはずで、ホームページが営業・販売の主戦力となっていたショップにとっては、店がなくなるのと同じくらい大きな打撃だったに違いない。月額利用料が高い安いに関わらずレンタルサーバーも100%安心ではないということがよく分かる事例だった。
これを踏まえて、レンタルサーバーにアップロードしているホームページのデータは定期的にバックアップした方が良い。特に、ワードプレスやムーバブルタイプといったCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるブログツールを使用している場合は、投稿データが手元(自分のパソコン)に残らないのでなおさらだ。
製作や管理を外部に委託している場合は、定期的なバックアップをしているかどうか確認しておこう。

ネットショップ運営者は顧客情報のバックアップが必須

 バイクのみならず、パーツや用品等を多く取り扱うショップなら、ホームページやブログの他にネットショップ、ショッピングカートを運営しているところもあるはず。ネットショップ運営者にとって大切になってくるのは、数百、数千、数万点商品情報はもちろんのこと、購入者などの顧客情報になってくるだろう。
 ネットショップサービスの「カラーミーショップ」を例にとると、顧客データや商品データ等をデータダウンロード画面からダウンロードできるようになっている。1週間に1回、1ヶ月に1回とサイクルを決めて保存しておくべきだ。保存したデータはCD-R等の外部メディアに焼き、さらにプリントアウトしておけば万全だ。
 大手のショッピングモールに出店している方も、同様にバックアップしておくべきである。どのインターネットサービスもいつ終了してしまうか分からないし、自分自身が突然インターネットに接続できなくなる可能性もあるからだ。

ブログはバックアップ・エクスポートできないケースも

アメブロやFC2ブログに代表される無料のブログサービスを利用している場合、バックアップはできるのだろうか? アメブロは残念ながらデータのバックアップやエクスポート機能を備えてない。FC2ブログにはアップロードした画像のみをすべて表示する機能、URLのリストを表示する機能はある。Seesaaブログ(シーサーブログ)にはMT形式(ムーバブルタイプ形式)でエクスポートできる機能がある、コメントやトラックバックを含めることも可能だ。MT形式のファイルをインポートできるブログなら、このファイルを使ってブログの引っ越しをすることができる。ただ、アップロードした写真までは対応していない。
ワードプレスやムーバブルタイプといったサーバーにインストールして使うCMSの場合は、FTPソフトですべてをパソコン側へダウンロードし、投稿の元データが格納されているデータベースも同時にバックアップする形になる。

巡回ソフトでブログを丸ごとバックアップ

アメブロのように投稿データのバックアップ機能、エクスポート機能がない場合はどうしたら良いだろうか? 自動巡回ソフトというものがあるので、それを使えばブログを丸ごとパソコンに保存できる。
元々の目的は、インターネットが接続されていない状態(オフライン状態)でもホームページやブログを見たい場合に、あらかじめパソコン内に保存するためのソフトで、ブラウザの「名前を付けて保存」では表示されている1ページしか保存できないが、巡回ソフトでは指定したURL内のリンクされたページをすべて保存してくれる。まさに「丸ごと」である。
代表的なものとして「巡集」や「GetHTML」などがある。どちらも保存したいブログのURLを指定するだけ、と操作は至って簡単。ブログのボリュームや回線速度によってはかなりの時間を要するので、時間的に余裕があるときに巡回させた方が良いだろう。保存したダータはDVD-R等に入れればなお安心だ。

SNSのバックアップはどうか?

フェイスブックやツイッター、グーグルプラスといったSNSはどうだろうか? フェイスブックにはバックアップ機能を備えており、投稿や写真を保存することができる。ただ、個人用ではないフェイスブックページになると話は別で、バックアップ機能がない。ショップ用にフェイスブックページを運営している方は注意が必要だ。
ツイッターそのものにはバックアップ機能はないが、ツイッターをバックアップできるウェブサービスがいくつかある。そのひとつの「Twilog(ついろぐ)」はツイッターのツイート(つぶやき)をブログ形式で保存してくれる。
 Google+(グーグルプラス)はフェイスブックと同様にバックアップ機能を備えている。しかし、個人用ではないグーグルプラスページはフェイスブックページと同じくバックアップ機能がない。両方でショップ用ページを展開している方は、例えば、ブログと同内容をフェイスブックページとグーグルプラスページに投稿する等、投稿内容を限定した使い方を考えてもよいだろう。

バッファローLS-X1.0TLJ
バッファローLS-X1.0TLJ

LAN接続可能な外付けHDD。1TBで実売価格約1万円位なので、1台用意しておきたい。写真はバッファローのLS-X1.0TLJ。

ワードプレスのエクスポート画面
ワードプレスのエクスポート画面

CMS「ワードプレス」のエクスポート画面。投稿したテキストやコメントはエクスポートできるが、画像やテーマ(デザイン)はFTPソフトでダウンロードしないといけない。同時にデータベースのバックアップもしよう。

カラーミーショップのデータダウンロード画面
カラーミーショップのデータダウンロード画面

ネットショップサービス「カラーミショップ」のデータダウンロード画面。ここから顧客データなどをダウンロードできる。最も大切な情報だけに、定期的なバックアップを必須にしたい。

FC2ブログ
FC2ブログ

FC2ブログの場合、画像を除いたテキストデータをエクスポート(バックアップ)できる。ただしFC2ブログ形式。画像ファイルはリスト表示でき、それを「名前を付けて保存」でパソコン内にバックアップできる。

巡集
巡集

自動巡回収集ソフトのひとつ「巡集」。ダウンロードしたいURLを指定するだけで、そのURL内のページを保存してくれる。デザインもそのまま丸ごと保存できるため、ブログやCMSで作ったホームページの保存に有効だ。

フェイスブック
フェイスブックのバックアップ

フェイスブックもデータのダウンロードが可能。「アカウント設定」から「Facebookデータをダウンロード」へ。「アーカイブを設定」をクリックし、ダウンロードの準備ができるとメールで知らせてくれる。

ツイログ
ツイログ

ツイッターのつぶやきをブログ形式にしてくれる「Twilog(ついろぐ)」。これを巡回ソフトで保存すればツイッターもバックアップできることになる。

標準ブラウザにこだわるな! 第2のブラウザを使って快適・安心・便利にネットを楽しもう

ウインドウズ標準のブラウザはインターネットエクスプローラーで、そのシェアは以前では70%にもなっていたが、現在ではその様相は一変し、グーグルのクロームが逆転、シェア1位となっている。第2、第3のブラウザの快適性や利便性の向上と、認知度の高まりがこのブラウザのシェアに表れている。今や標準ブラウザにこだわるのは得策ではないようだ。

ブラウザのシェアは大きく変化しクローム優勢

ホームページを見たり、インターネットサービスを利用したりと、おそらく無意識のうちに使っている「ブラウザ」。ウインドウズがインストールされたパソコンでは「インターネットエクスプローラー」、アップルのマックでは「サファリ」が標準のブラウザとなっているので、購入したままでパソコンを使っている方は、間違いなくこのどちらかのお世話になっているはずだ。実際、ブラウザのシェアを見てみると、2008年でインターネットエクスプローラーが約70%も占めており、2012年現在でも50%を超えている。しかし、一見独占状態に見えるインターネットエクスプローラーも、世界全体のシェアでは様相が一変。現在では30%近くまで落ち込んでおり、グーグルの「クローム」に逆転されているのだ。クロームのシェアはここ数年で急速に伸びており、それだけ快適性や機能性に優れていることを表していると言える。3番手のファイアーフォックスが30%近くを維持している点も見逃せない。

世界のブラウザシェア
世界のブラウザシェア
日本のブラウザシェア
日本のブラウザシェア

インターネットエクスプローラーにこだわるな

 こうして世界のシェアを見てもお分かりのとおり、インターネットエクスプローラーからクロームに移行しているのは明白で、ブラウザを「インターネットエクスプローラーだけ」に限定しているメリットはあまりないようだ。逆にクロームやファイアーフォックスを併用するメリットの方が大きいはずだ。アドオンと呼ばれるツールバーや拡張機能との相性によってはインターネットが快適に閲覧できなかったり、シェアが大きいだけに脆弱性を狙った攻撃も受けやすいなど、インターネットエクスプローラーも完璧ではない。実際、ネット閲覧が完全に不可能になってしまうケースもあるため、そうなってしまった時のための保険の意味でもクロームやファイアーフォックス等をインストールしておくべきだ。ネットサービスによっては推奨ブラウザをインターネットエクスプローラーにしているところもあるので、それに合わせてブラウザを使い分ける工夫をしていけば良いだろう。

特にXPユーザーはクロームなどをメインに使うべき

ここで、パソコン用のブラウザで代表的なものを挙げてみると、

  • インターネットエクスプローラー
  • クローム(https://www.google.com/intl/ja/chrome/)
  • ファイアーフォックス(http://www.mozilla.jp/firefox/)
  • サファリ(http://www.apple.com/jp/safari/)
  • オペラ(http://jp.opera.com/)
  • スレイプニル(http://www.fenrir-inc.com/)
  • ルナスケープ(http://www.lunascape.jp/)
  • オペラ(http://jp.opera.com/products/)

などがある。グーグルのクロームがシェアを伸ばしているのは前述のとおりで、表示速度の速さ、反応の良さなど「動作の軽さ」から、低スペックパソコンユーザー、ウインドウズXPユーザーには有効で、特に、ウインドウズXPでは最新版のインターネットエクスプローラー9がインストールできないため、その代替としてクロームを使用する方が安心と言える。サポートが終了する2014年までウインドウズXPを使い続けるなら、ブラウザはクロームなどの最新版がインストールできるブラウザにしておくべきだ。

ひと通りインストールして使い勝手を確認

 何はともあれ、ひと通りインストールして使い勝手を確認してみよう。画面上部のメニュー部分や「お気に入り」など、それぞれ工夫されており、好みが分かれるところ。クロームはメニューがなく至ってシンプルな作りで、最初は戸惑うかもしれないが、慣れてしまえばこのシンプルさが快適である。ファイアーフォックスはアドオンが充実しており、ウェブ制作者など玄人好みのブラウザと言えるだろう。上部のメニュー等はインターネットエクスプローラーに似ている。もともとモバイル向けに強かったオペラ、国産ブラウザのスレイプニルなど、スマートフォンとの連携も強化しており、自身のネット環境や使用端末によってブラウザを使い分けることで、パソコンとモバイル端末でお気に入りを連携できるなど、かなり使い勝手が向上する。アンドロイド搭載端末とiPhone・iPadでは対応ブラウザも異なってくるので、それも合わせて確認しておきたい。

スマホのブラウザはPCと連携が便利

アンドロイド搭載スマートフォンの場合、特に名称のないブラウザが標準装備されているが、アンドロイドそのものはグーグルが中心となって開発したものなので、ブラウザはクロームに近いものと考えてもよい。しかし、アンドロイド用のクロームも別途登場しているので、クロームではないことがわかる。一方、iPhoneの標準ブラウザはサファリになる。メインのパソコンがマック、さらにiPadも使っているというヘビーなアップルユーザーなら、そのままサファリを使い、iCloudで共有させるのが賢いやり方だろう。ウインドウズパソコンを使っている場合は、クロームを双方にインストールし、グーグルのアカウントを取得してログインすれば、お気に入りや閲覧履歴を同期できる。ファイアーフォックスはアンドロイド用があるので、ウインドウズパソコン&アンドロイドスマートフォンの組み合わせならファイアーフォックスを導入するのもひとつの手だ。

表示崩れや非推奨以外のマイナスポイントなし!?

以上のように、標準ブラウザ以外のものを併用するメリットは大きい。インターネットエクスプローラーが使えなくなった場合の代替、低スペックパソコン&ウインドウズXPパソコンで快適にネットを楽しむための移行、セキュリティー面での危険性からの回避、スマートフォンと同じブラウザを使うことでのお気に入りや閲覧履歴の共有など、インターネットエクスプローラーのみでインターネットを楽しむのは賢い方法ではない。また、何かのサービスに特化した専用ブラウザもあるので、こういった変り種ブラウザも試してみるといいだろう。さらに、ツイッターやフェイスブックに対応したプラグインも多数あるので、そのプラグインを優先してブラウザを選択してもいいだろう。もちろん、クロームやファイアーフォックスにもプラグインが存在するので積極的に使って自分仕様にしていきたい。最後に、表示の崩れや推奨ブラウザに注意していろいろなブラウザを活用してほしい。

クローム
クローム

クロームの上部にはインターネットエクスプローラーのようにメニューがなくシンプル。お気に入りは右側になる。

ファイアーフォックス
ファイアーフォックス

ファイアーフォックスはインターネットエクスプローラーのメニューに似ているので、初めてでもスムーズに使えるはず。アドオンマネージャーからたくさんのアドオン、テーマ、プラグインを入手できる。

サファリ
サファリ

話題のiPhoneやiPadにはもちろんアップル製品に標準となっているサファリ。ヘビーなアップルユーザーなら、iCloudで連携できるので便利。

スレイプニル
スレイプニル

馴染みが薄いかもしれないが、スレイプニルも機能性に優れたブラウザで、スマートフォン用も用意されており、パソコンとの連携が可能。カスタム性が高い上級者向けバージョンもある。

ルナスケープ
ルナスケープ

他のブラウザで使われている表示技術を3つも備えたブラウザで、ホームページを最適な方法で表示してくれる。マック用はないが、iPhone&アンドロイド系スマートフォン用は用意されている。

オペラ
オペラ

以前からモバイル用ブラウザを提供してきたオペラ。パソコン用は画面左側にメニューボタンがあるのが特徴。


今日は何位でしょう?

せっかく撮るバイク写真 どうせなら写真素材や写真SNSでも活用しよう!

バイクの修理や整備と同様に、今や必須となっているはずの在庫バイクの写真撮影。写真を撮ってパソコンに取り込み、さらに手間をかけている人は画像加工もしているはずだ。せっかく撮るバイク写真だからこそ、在庫車表示用としてだけではなく、写真素材やSNSなどでも積極的に活用してアクセスアップにつなげていきたいところだ。

少しでもキレイに撮りたいバイク写真

中古バイクサイトに在庫車を登録する際や、ホームページに掲載する際など、必ず必要になるバイク写真。カスタムの程度や価格だけではなく、写真の良さも売り上げに影響してくるため、キレイに洗車して、背景も意識し、また、撮影する機材も良い物を使うなど、バイク写真には特に気を使っているショップも多いはずだ。

バイクに限らず、インターネットを活用した販売では、どんな商材でも写真が「最初に目に飛び込んでくる情報」になる可能性が高いため、写真をお粗末なものにしてしまっては、販売チャンスを逃しているのと同じになってしまう。インターネットオークションでも、同じ商品ならキレイな写真の出品物の方が活発に入札されているのを見ても明白である。そこで、少しでも良い写真を撮っていきたいわけだが、せっかく撮った良い写真を在庫車情報にしか使わないのはもったいなく、他にも販促につなげられる活用方法がある。

キレイなバイク写真は「素材」として活用

 キレイに大きく撮った写真は「素材」として活用できる。バイクに限らず乗り物全般、食べ物、動物、植物、風景など、どんな被写体でも「素材」になり得るのだ。自分で撮影した写真を素材として販売できる写真素材サイト・ストックフォトサイトを活用すれば、1枚数千円で販売できる。せっかく手間をかけて在庫車両を撮るなら、中古バイクサイトだけではなく写真素材サイトでも使えるような写真を撮っていきたいものだ。

 写真素材サイトの代表的なものとして「ピクスタ(http://pixta.jp/)」や、「フォトライブラリー(http://www.photolibrary.jp/)」、「タグストック(https://tagstock.com/)」といったサイトがあり、欲しい素材を購入・ダウンロードできるのはもちろん、自分の「素材」を登録することも可能だ。この他にも海外発のサイトや無料素材に限定したサイトなど、かなり多くのサイトが存在し、自分の素材を登録できないところもあるので注意したい。

ピクスタで素材を登録&ダウンロード

ここではピクスタを中心に写真素材サイトを見てみる。写真などの素材を探している人、逆に、素材を提供したい人の双方が利用できるのがピクスタやフォトライブラリーの特徴で、数百万規模の素材が登録されている。CDやDVDでも素材は販売されているが、数点だけ欲しいといった場合は写真素材サイトでも十分間に合うし、ダウンロードするサイズにより価格が変わるため、ウェブ用に小さいサイズが必要な場合などは断然こちらの方がお得だ。

サイズはS、M、L、XLの4サイズあり、640×480ピクセルのSサイズは525円、A4サイズ相当のLサイズが3150円、それよりも大きなXLサイズは5250円となっている。素材はキーワード検索やカテゴリで探すことができ、バイク系は「乗り物・交通」→「自動車・自転車」→「オートバイ」といった形で分類されて、写真やイラスト、さらには実写・CGの映像素材もあり、サンプル一覧を眺めているだけでも面白い。

実際に写真を登録してみる

 さて、実際に写真を登録してみよう。すでに利用登録(アカウント登録)は済ませているものとする。「作品の登録」から写真をアップロードしていくだけと、作業そのものは簡単だが、必ず審査があるため、一定の基準に満たない写真は販売できないシステムになっている。素材としてのクオリティを優先しているためだ。携帯電話やスマートフォンで撮影したものはNGなので、必ずデジタル一眼レフ、コンパクトデジカメで撮影しよう。

登録したい写真を選択し、確認事項に「はい、いいえ」で回答、利用規約の同意にチェックを入れてアップロードするとステップ1が終了。次に、審査申請ページへ移動し、写真のタイトル、タグ(キーワード)を入力する。ピクスタ内での素材検索でヒットするかどうかにも関わってくるので、写真が表す内容を的確に入力したいところだ。入力が終わったら画像を選択し、審査申請をすれば完了。審査には7日間程度かかり、無事通過すれば販売スタートとなる。

写真の撮り方・ひと工夫

在庫車両を使って、写真素材サイトで使える写真を撮影するにはどうしたらよいだろうか。例としては、「どノーマル」の旧車・絶版車は良い素材になるに違いない。また、単一車種で複数のカラーやタイプが揃っている場合も同様だ。古いバイクはメーカーのニュースリリースで使われている写真が小さく不鮮明だったりするので、ノーマル車の写真を必要としている人はいるはずである。さらに、ショップが得意としている車種を中心に掲載していくことで、プロフィールから自店HPへのアクセスも見込めるだろう。

中古車サイト用ではバックにショップ名を入れる撮影が多くなっているが、素材活用を想定する場合には、後ろに何もない空き地や、地平線・水平線が見えるところなど、背景がうるさくないように心がけよう。さらに、特徴的な造形のパーツのみを撮る方法もある。CBX1000のエンジンやカタナのリトラクタブルライト、Z2のタンクなどキレイであれば何でも素材になり得る。

写真メインのSNS

写真素材サイトでの素材販売から少々離れるが、フェイスブックを筆頭とした話題のSNSにも、写真をメインとしたSNSが存在する。注目度が高いのは「ピンタレスト(http://pinterest.com/)」で、こちらはアメリカのサイトで表示は英語になる。苦手な方は翻訳機能等を使おう。ただ、基本は写真とコメントをアップしていくだけなので、とても簡単。まるで壁にピン止めするような感覚でアップロードするので、写真とコメントを「PIN」と呼んでいる。

 フェイスブックやツイッターとも連動でき、かつ、自身のプロフィールにはショップへのURLも登録できるため、写真を多くアップすればするほど誘導効果も期待できる。写真素材サイトと違ってクオリティは求められないため、面白おかしい写真や、ヘビーなカスタム車の写真でもいいだろう。ショップを象徴する写真であれば何でもよい。ツイッターのような文字でのコミュニケーションではなく、あくまでも写真であるところが気軽だ。

ピクスタ
ピクスタ

ピクスタをカテゴリで絞り込んだところ。「乗り物・交通」→「自動車・自転車」→「オートバイ」でカテゴリを絞り込み、さらにキーワードでも絞り込んでいくことが可能。自分で素材登録する際もこれを意識しておきたい。

ピクスタ詳細画面
ピクスタ詳細画面

素材の詳細画面。サイズを選択しカートに追加して購入となる。できるだけ画素数の大きいカメラで撮影し、サイズの大きい素材をアップすれば、高く販売できる。クリエイターのプロフィールページへも移動でき、素材一覧やHPへのリンクが表示される。

ピクスタ 写真のアップロード
ピクスタ 写真のアップロード

アップロードしたい写真を選択し、確認事項の「はい、いいえ」をクリック、最後に利用規約の同意にチェックを入れ、「アップロード」をクリックする。これで終わりではなく、次にタイトルなどを入力する。

ピクスタ 審査申請
ピクスタ 審査申請

写真素材のタイトルやタグ、コメントを入力する。ここでの入力内容が販売スタート後の検索にヒットするかどうかに影響してくるため、よく吟味しておきたい。個人を特定できる人物が含まれる場合は、写真の使用を同意してもらう許諾書(モデルリリース)を同時にアップする。

ピクスタ 最終確認
ピクスタ 最終確認

写真とタイトル、タグなどを最終確認する。一度審査申請してしまうと変更ができなくなるので、ここでよく確認した方が良い。審査申請後、約7日間程度で審査が完了し販売スタートとなる。審査が通らなければもちろん販売NGだ。

ピンタレスト
ピンタレスト

写真をメインとしたSNSのピンタレスト(http://pinterest.com/)。写真とひと言コメントがボードに貼り付けてあるイメージで見てほしい。なので、ひとつの写真&コメントを「ピン(PIN)」と呼ぶ。

ピンタレスト アップロード
ピンタレスト アップロード

写真を選択し、それを貼り付ける「ボード」を選択、コメントを入れて「Pin It」をクリックするとアップロードされる。「ボード」は複数設定可能で、アップする写真をボード分けして分類・整理できる。

アップ写真
アップ写真

バイクのもうひとつの顔とも言えるタンクやグラフィック。バイク全体ではなく、特徴的な部分のアップ写真も「素材」になる。

ブログに代わるスーパーサブ フェイスブックをショップHPのアクセス向上&販促に!

2012年5月、ナスダックに上場して話題となったフェイスブック。3月末の時点での全世界の利用者数は9億人を超え、日本での月間ログインユーザー数も1000万人となり、国内最大のミクシィの1500万人をすぐにでも追い越しそうな勢いで拡大している。そんなフェイスブックを活用しない手はなく、アメブロに代表されるブログに代わるスーパーサブツールとなること間違いなしだ。

現実のつながりをネットでも構築できるSNS

改めて「SNS」=「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」とはどういったものなのかというと、現実での「友人」や「知り合い」といった「つながり」をインターネットの中で作ることができるネットサービスのひとつで、具体的には「ショップ店員」と「ショップユーザー」という現実の関係や、小中学校の同級生といったつながりをネット内に構築し、お互いに情報発信しコミュニケーションを図れるというわけだ。

日本国内のSNSで利用者数が多いのはミクシィ(mixi)で、利用登録するには既存の利用者から招待してもらわないといけない完全招待制をとっていたこともあって、その閉ざされた世界が安心感を生み、利用者数を伸ばしてきた。しかし、基本的には実名登録だが、フェイスブックの方が登録が簡潔だからか、今ではミクシィに迫る利用者数となっており、個人用のフェイスブックに対し、ショップ用のフェイスブックページの開設数も増加している。

今から始めるならグーグルプラスかフェイスブック

そうは言っても、まだまだミクシィの利用者数の多さには変わりなく、ショップをPRしていく場所(ツール)としては有効である。すでに利用している方、または、ユーザーにミクシィ利用者が多い場合は積極的に使っていきたい。ショップ用として使える「ミクシィページ」なら検索にもヒットするし、ミクシィ利用者以外の目にも止まる可能性があるので、作っておく方がベターだ。ただ、今から新たに始めるならフェイスブックやグーグルプラス(Google+)の方がより検索にヒットする点でSEO的にも有利だし、スタートのしやすさや既存のホームページやブログとの連携もしやすいはず。

グーグルプラスの場合は、個人での利用登録後に「グーグルプラスページ」でショップ用を作っていく形になる。フェイスブックに比べると認知度が低く、利用者数は少ないかもしれないが、使い勝手の良さでは他を上回るSNSであり、フェイスブックと同列で活用していきたいサービスだ。

投稿・いいね!・友達がフェイスブックの基本

さて、今回はフェイスブックを中心に見ていくので、まずは基本的な使い方を確認する。実名と顔写真を登録して利用するのが基本ルールで、それ以外の学歴や居住地、交際関係、性別、生年月日、血液型、住所、さらには宗教や政治観などと細かく自分の情報を登録できる。実際に登録するかどうかは自由で、かつ、登録した情報は個別に公開設定を変更できるので、すべてをオープンにしても良いだろうし、限りなくクローズにすることもできる。ショップのPRが目的であれば、プライベートな情報は極力公開せず、勤務先にショップ名を登録、後に述べるフェイスブックページでショップ用ページを作成し、それとリンクさせれば良いだろう。

実際の利用は近況や写真の投稿と、他の投稿への「いいね!」、知り合いと「友達になる」になってくる。、「友達」はグループ分けすることができ、ショップの顔として投稿したい場合と、学校の同級生として投稿したい場合など、そのグループに限定した投稿(投稿の表示制限)ができる。

最大の特徴である「いいね!」は公開お気に入り

 フェイスブックを代表する機能のひとつに「いいね!」がある。ひと言で説明するのは難しいが、「公開お気に入り」とでも例えれば良いだろうか。誰かの投稿や写真でいいなと思うものがあった場合に「いいね!」をクリックすると、それが投稿に表示され、相手にも「~さんがいいね!と言っています」と通知される。と同時に、タイムラインと呼ばれる自分側の投稿履歴にも「~についていいね!と言っています」と反映される。両方ともリンクになっているため、フェイスブック内での相互リンクの役目も果たすことになる。ということは、自分の「いいね!」を見た他の誰かがそれをクリックすると、「いいね!」の先のページへ移動する可能性もあり、運営者側の立場で考えると、多くの「いいね!」をもらうことがアクセス数の増加につながるということになる。ホームページやブログ内に「いいね!」ボタンを設置すれば、そちらへのリンクが貼られるので、フェイスブックからの誘導を見込める。

自分のタイムラインに引用する「シェア」

「いいね!」の他に「シェア」という機能もある。これは他の投稿や写真を自分のタイムラインに引用する機能で、ツイッターで言うリツイートに似ている。「シェア」をするとそれが元の投稿にも表示され、「いいね!」と同様に誰がシェアしたのか分かるようになっている。自分のタイムラインに引用するということは、「かなり気になる内容なので、是非友達にも見せたい」ということでもあるわけで、自分の投稿がシェアされた場合のアクセス増加は、「いいね!」をクリックされたケースよりも大きく見込めるはずだ。ただ、タイムラインは時系列で新しいものが上に表示されるため、いつかは画面の外に追い出されてしまう。投稿頻度が高いユーザーのシェアだと、すぐにシェアの内容が見えなくなってしまう可能性もあるため、「いいね!」と「シェア」の両方をもらえると、効果的にこちら側へ誘導できるはずだ。「いいね!」や「シェア」を絡めたサービスの展開が必須となってくるだろう。

ショップ用で作るのはフェイスブックページ

フェイスブックページについては以前にも概要について触れたが、「個人」のフェイスブックに対し、「ショップ」のフェイスブックページといったスタンスになる。ページを作成する最初のステップでは「地域ビジネスまたは場所」「会社名または団体名」「ブランドまたは製品」などの大分類を選択する。バイクショップの場合は「地域ビジネスまたは場所」から「自動車」を選択し、ショップ名や住所を入力してページ作成を進めればよいだろう。基本的な使い方は個人用のフェイスブックと同様で、投稿の項目が「近況」「写真・動画」は共通、「イベント、大事な出来事など」が異なる。フェイスブックページの管理人は複数追加できるので、複数のスタッフでフェイスブックに登録し、ひとつのフェイスブックページを管理できる。また、フェイスブックページはいくつも作成できるので、ショップのサービスが多岐に渡る場合は、それぞれに特化したフェイスブックページを作ってもよい。

フェイスブックの位置付けはやはりサブ

現在、ホームページやブログを運営している方にとっては、フェイスブックも追加して運営していくとなると、それ相応の時間と労力を費やすようになってしまうが、アクセスアップのサブ的な役割として、是非試してみることをおすすめする。ブログやツイッターで更新している内容をそのまま転記しても良いだろうし、ブログを休止してフェイスブックに移行してしまうのもひとつの手だ。ブログ・ツイッター・フェイスブックを併用する場合は、それぞれの投稿を連携する機能(アプリ)があるので、これを活用すれは省力化できる。
ホームページやブログはやっていないという方も、一度登録してみるべきだ。ホームページを作るための専門的な知識は不要だし、ブログのようにデザイン面での自由度が少ない分、より簡単に運営していける。個人レベルでも、今までブログ等をやったことがないユーザーまでもがフェイスブックをスタートさせていることからも、活用する価値はとても大きいと言える。

フェイスブックのつながりを販売促進に

ホームページに少しでも多くのアクセス数の増加を見込む、実際の販売促進につなげる、または、アフターフォローの一環などフェイスブックは大いに活用できるはずだ。「いいね!」と連動したセールなどで販売促進につなげ、多くの「いいね!」を獲得すれば、それがアクセス数の向上にもつながる。「いいね!」は公開お気に入りであり、かつ、相互リンクでもあると前述したが、ひとつ「いいね!」をしてもらうと、どこにどう反映されるのかを理解すると、この1クリックがとても意味のあるものだと分かってくる。さらに、従来のホームページ内の掲示板やブログでは匿名やニックネームでの投稿がほとんどだったが、実名利用のフェイスブックでは不快な投稿やコメントを避けることができるというメリットもある。心無いユーザーの書き込み等で面倒な思いをしたショップも安心だ。さあ、現実のユーザーとインターネット内でもつながり、充実したバイクライフの後押しをしよう!

スターバックスのミクシィページ
スターバックスのミクシィページ

ミクシィページの一例として、ランキングで上位に入るスターバックス。新商品の情報等とホームページへのリンクで誘導を試みている。「ミクシィ」の中は登録してログインしないと閲覧できないが、「ミクシィページ」はミクシィユーザー以外でも(ミクシィにログインしていなくても)閲覧できるので、ひとつ作っておきたいところだ。

マクドナルドのグーグルプラスページ 
マクドナルドのグーグルプラスページ 

グーグルプラスページ(Google+ページ)の上位にはハローキティーやプレイステーション等が入るが、マクドナルドもそのひとつ。多くのユーザーに「フォロー」してもらうことがアクセス数向上につながる。また、「+1」はフェイスブックの「いいね!」に相当し、お気に入りを意味するので、多く「+1」をクリックしてもらうことも重要。

フェイスブックページの「いいね!」
フェイスブックページの「いいね!」

とにかくたくさん「いいね!」をクリックしてもらう
アメリカカワサキのフェイスブックページを例に、「いいね!」はページ上部の右側に表示される。「いいね!」をクリックしてもらうと、そのユーザーのタイムラインにこちらの投稿が表示される仕組みになっているので、より多くの「いいね!」を確保し、より多く投稿することでHPへのアクセス数向上を狙うことができる。

タイムライン上の投稿の「いいね!」
タイムライン上の投稿の「いいね!」

フェイスブックページ全体の「いいね!」だけではなく、タイムライン上の投稿単独での「いいね!」もある。誰が「いいね!」したか、「いいね!」の数は投稿の左下に表示される。投稿への「いいね!」は可不可があり、個人からはもちろん「いいね!」をしてもらえるが、ショップ(ページ)から個人の投稿の「いいね!」はできないのが残念だ。

投稿を引用する「シェア」も使いたい
投稿を引用する「シェア」も使いたい

ショップ(ページ)から個人の投稿の「いいね!」はできないが、投稿を引用する「シェア」は可能。気になる投稿は積極的に「シェア」していきたい。シェアしたことは元の記事にも表示されるため、そこからのアクセスも見込める。逆に、ユーザーからこちらの投稿をシェアしてもらうことも効果的で、「いいね!」と「シェア」を両方獲得していきたい。

スタッフ・ショップ・ユーザーのつながり
個人のフェイスブックをスタッフが登録、さらにショップのフェイスブックページを作成し管理していくようになる。ユーザーにショップのページを「いいね!」してもらうことでお気に入りやリンクの効果が発生する。合わせて、スタッフのフェイスブックとは「友達になる」でつながりをもってもらおう。

「いいね!」ボタンを埋め込む
「いいね!」ボタンを埋め込む

できることならショップのホームページ(またはブログ)に「いいね!」ボタンを埋め込もう。HPに埋め込んだボタンをクリックしてもらうことで、ユーザーのフェイスブックにはショップHPへのリンクがダイレクトに表示されることになる。「いいね!」ボタンは「Facebook開発者(http://developers.facebook.com/)の中の「Like Button(いいね!ボタン)」から埋め込みコードを取得できる。

http://developers.facebook.com/docs/reference/plugins/like/

実際にコードを取得していいね!ボタンを埋め込みました。クリックよろしくお願いします!

【サンプル】
●オフィスくまがいのフェイスブックページ

管理

●代表者である個人のフェイスブック

何でつながらない無線LAN チャンネル変更や再起動、それでもダメなら暗号化を疑え

プリンターやハードディスク、さらに家電製品までLANで接続してネットワークを作ることができ、複数のパソコンでインターネット&周辺機器&データが共有できるなど、今はとても便利。また、ケーブルレスでつなげられる無線LANは、ノートパソコンやスマートフォンユーザーにとって必須だ。しかし、「つながらない」ケースも多く、これで無線LANを敬遠している方もいるはず。ちょっとした確認・変更でつながるようになるので、万が一のために覚えておきたい。

無線LANなのかWi-Fiなのか??

ワイヤレスでインターネットに接続したりプリンターにつなぐことを「無線LANでつなぐ」「Wi-Fiでつなぐ」と言うが、どちらが正しいのだろうか? そもそもLANとは「ローカルエリアネットワーク」のことで、身近な感覚で説明すると、自宅内や店舗内で複数のパソコンとインターネットのモデム等をつなげ、ネットワークを作った状態を言う。LANケーブルを使ってつなげれば有線LANになるし、「Wi-Fi」という共通の無線技術でつなげれば無線LANになるというわけ。無線LANとWi-Fiがほぼ同義で使われるが、指し示すところは少々異なることを覚えておこう。スマートフォンやプリンター等無線LAN・Wi-Fi対応機器が増えているが、意外と「つながらない」ケースが多い。

何はともあれまずはリセットから

インターネットのモデムと無線LANルーターをつないでネットワークを作っていると仮定し、新たにパソコンやスマートフォンをつなごうとした場合、何故かどうやってもつながらないことがある。つながらないと言っても、無線LANルーターとの無線接続はできているが、インターネットはダメ・・・といったケースもある。原因は様々あるが、まずは無線LANルーターをリセットしてみよう。リセット・再起動すると、空いているチャンネルを自動的に選択してくれるため、その後にパソコン等から再接続してみるとすんなりとつながる場合がある。使用するチャンネルは無線LANルーターの設定画面から手動で変更することもできる。

チャンネルを変える

設定画面を表示する場合は、LANケーブルで無線LANルーターとパソコンを接続して作業しよう。ここで、無線の周波数帯には2.4GHz帯と5GHz帯があり、2.4GHz帯はブルートゥース、電子レンジ、コードレス電話等も使用しているため、電波が干渉しやすい。多く普及している「11b」「11g」規格はこの2.4GHz帯を使用するため、干渉する可能性が高いというわけだ。2.4GHz帯は13チャンネルあるため、使われてなさそうなチャンネルに変更しよう。確実な空きチャンネルを探すには「inSSIDer2(インサイダー2)」というフリーソフトを使えば調べることが可能だ。「11a」「11n」規格は5GHz帯を使用し、5GHz帯はチャンネル数が多く干渉しないため、対応していれば迷わずこちらを使おう。

物理的な障害

周波数やチャンネルの問題の他、物理的な要因でつながりにくいケースもある。電波には水を通らない特性があるため、無線LAN内蔵モデム・無線LANルーターといった親機とパソコンの間に台所やトイレ、風呂がある場合は電波が届きにくくなる。また、単純に壁や家具等の障害物でも電波が弱まるし、木造よりも鉄骨の方が電波を弱めてしまう。親機が1階、パソコンが3階と距離がある場合は、より一層電波の状況は悪くなるはずだ。できる限り水場を避け、見通しの良い場所に親機を置ければベストだが、それが不可能な場合は無線LAN中継機を設置するか、または、前述の「11n」規格に対応し、かつハイパワーをうたった無線LANルーターに交換してみると効果があるはずだ。

「限定または接続なし」と表示されてしまう

無線LANルーターとパソコンの間に障害物がなく、明らかに電波の状態は良いのにインターネットにつながらない場合、ワイヤレスネットワークの接続状態が「限定または接続なし」となる場合がある。親機が複数のパソコン(等の接続機器)に対して番号(IPアドレス)を割り当てるのだが、それが上手くいっていないことが原因。冒頭で述べたように、無線LANルーター&パソコンを再起動してつなげ直してみよう。また、親機と子機の暗号化の種類も確認した方が良い。親機と子機を別々に購入しメーカーが異なったり、受け手(子機)側がノートパソコン内蔵やスマートフォンの場合は、対応している暗号化に統一することでつながるケースもある。暗号化を無効すればつながるが、安全面を考えるとおすすめできない方法だ。

無線LANの企画
無線LANの企画

「11b」「11g」は2.4GHz帯を使用するが、この周波数帯はコードレス電話や電子レンジも使用し、干渉しやすい。また、隣同士のチャンネルが重なり合うため、これもつながりにくい原因のひとつ。

無線LANのチャンネル設定
無線LANのチャンネル設定

無線LANルーターのチャンネル設定画面。通常は「自動」になっていると思うが、手動で任意のチャンネルに変更できる。機器によって管理画面への入り方は異なるので、それぞれ確認してほしい。

インサイダー2
インサイダー2

周囲の空きチャンネルを確認するには「inSSIDer2(インサイダー2)」というフリーソフトを使うとよい。これは2.4GHz帯のチャンネルの状態を表示したところ。

バッファローの無線LAN親機
バッファローの無線LAN親機

バッファローの無線LAN親機では、中継機能を持ったものや、オプションのアンテナを装着し、電波の到達距離を伸ばせるタイプがある。これで11nのハイパワータイプなら、かなり電波環境は良くなるはず。

限定または接続なし
限定または接続なし

無線LAN親機から自動的にIPアドレスが振り分けられるが、これが上手くいかないと接続状態が「限定または接続なし」となり、黄色三角の注意マークが表示される。機器の再起動や暗号化の確認をしよう。


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