4月29日~5月9日はGW休みとなります

ゴールデンウィークの4月29日(木)~5月9日(日)はお休みさせていただきます。

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今からでも遅くない! SNSを使ったPRと情報収集

つい先日、招待制から登録制へと以降したSNS最大の「mixi(ミクシィ)」。これまでは、mixiを使っている友人・知人から招待してもらわなければ利用・閲覧できないシステムだったが、登録制となったことで門戸が広がり、これを機に活用しない手はない。ショップのユーザーとのコミュニケーションはもちろん、PRや情報収集など、SNSの利用価値は十分高い。

人とのコミュニケーションツールがSNS

SNSとは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」または「ソーシャル・ネットワーキング・サイト」の略で、ひと言で言えば、招待制・登録制の「人と人のコミュニケーションを促進するサイト」となる。では、具体的にどういったサイトなのかと言うと、登録制ということからも分かるように、SNSの多くは事前の利用登録が必要で、IDとパスワードでログインしなければSNSの世界を閲覧することができない。最大手の「mixi(ミクシィ)」は招待制をとっており、すでに登録しているユーザーから招待メールを送信してもらい、そこに記載されているURLからでないと登録できないシステムとなっていた(現在は登録制へ移行)。なので、無料ブログのように誰もが自由に登録して利用できるわけではなく、友人・知人つながりで招待してもらい、初めて入室できるというわけだ。こういったシステムゆえに、検索サイトで検索してSNSの中身を発見するということも不可能で(検索にヒットしない)、ある意味、検索で自由に閲覧できるホームエページやブログから隔離された、閉鎖的なサイトなわけだ。実は、この閲覧の閉鎖的・限定的なところが、利用者同士のコミュニケーションをとる上で非常に有効に働いている。

携帯ユーザーが多く、情報の公開・非公開とコミュニティが特徴

SNSの概要を説明したところで、次は、mixiを基にその中身を見てみる。まず、「プロフィール」は名前、住所(市町村まで)、性別、誕生日、血液型、趣味、職業を設定・公開でき、任意の自己紹介文を作成できる。ショップの詳細情報やHPへのリンクはここに書き込める。それぞれの項目は「全体」「友人まで」「非公開」と必要に応じて公開設定できる。次に、マイミクシィと呼ばれる「友だち・友人」の登録機能。ショップのユーザーをできるだけ多く友人登録しておけば、「日記」の公開設定を「友人まで」としておくことで、mixiユーザー限定セールやキャンペーンなども展開できるだろう。「日記」はその名のとおりで、写真や動画を貼り付けることもでき、コメント機能も備える。1記事ごとに公開設定を変えることができるので、その内容によって使い分けが可能だ。最後に「コミュニティ」は、あるテーマに対する集いの場と言えば良いだろうか。様々なジャンルのコミュニティがあり、その中に「トピック」と呼ばれる話題別の掲示板的なものが複数ある。バイク業界専門のコミュニティもあるので、参加してみると色々な情報交換ができ面白いだろう。

これらはすべてサイトにログインしなければ閲覧することができず、グーグルなどの検索でヒットすることはない。また、圧倒的に携帯ユーザー=若年層の利用が多いのが特徴だ。

SNSの独自性を使ったPRと情報収集

こうした特徴を踏まえた上で、SNSをどう活用したら良いだろうか? まずは「コミュニティ」の積極的な活用だろう。例えば、「●●サーキットで走行会開催」を告知したい場合、「●●サーキット」のコミュニティ内に「走行会開催」のトピックまたはイベントを作成する。携帯ユーザーの閲覧を最優先に、内容は簡潔にすることが望ましい。PCユーザー用にはホームページやブログを別途用意し、そちらへ誘導すればよいだろう。または、コミュニティそのものを作成してもよい。「バイクショップ●●」のコミュニティを作成し、その中でショップ情報やツーリング企画などテーマ別のトピックを展開していけば、HP+SNSの両方で同時に情報発信が可能となる。さらに、特定の車種に限定した専門店の場合、その車種のコミュニティに参加していくのも効果的だろう。

あとは、「プロフィール」でショップまたはスタッフの情報を細かく公開することで親近感を持たせることもできるだろうし、ブログでよく見られる作業日誌的な内容を、SNSの日記機能で展開していくのもいいだろう。逆に、SNSは情報収集の場としても有効に使うことができるので、つい先日、登録制となったことで利用しやすくなったSNS最大手のmixiはぜひ活用していきたいところだ。

【mixi(ミクシィ)】
mixi(ミクシィ)ログイン後の画面。マイミクシィ(友人)や参加しているコミュニティの更新状況がわかる。日記の作成や、友人・コミュニティの検索など、画面上部のメニューから進んでいくことができ、操作そのものは難しくない。

【コミュニティとトピック】
「コミュニティ」とはひとつのテーマの大きなくくりで、その中に「トピック」と呼ばれる掲示板が複数ある。既に存在するコミュニティに参加することはもちろん、自分でコミュニティを新たに作ることも可能だ。ショップ専用のコミュニティを作成し、HPやブログと連動した情報発信の場とすれば、携帯ユーザー=若年層へのPRもできるはずだ。

『ブログ・SNSの経済効果に関する調査研究』の結果の公表
総務省の「『ブログ・SNSの経済効果に関する調査研究』の結果の公表」によると、20099年1月末時点のSNS会員数は約713万人。対してブログの登録者数は2695万人と、圧倒的にSNSの数が上回っている。こうしたことからも、ネットを活用したPRや販促においてSNSは無視できない存在ということがわかる。