年月とともに進んでいく「劣化」を何とかして最小限にとどめたい。それはバイクも人間も一緒!

できれば劣化と戦うのではなく新車に乗り換えたい
できれば劣化と戦うのではなく新車に乗り換えたい

今年に入って「軽二輪が復調」といったバイク業界にとって嬉しいニュースが増えてきて、実際、それを肌で感じている方も多いはず。ただ、私個人が業界人としてではなくいちバイクユーザーの立場で見た場合、必ずしも復調しているとは言えず、どちらかと言えばバイクライフは何故か衰退してるような感じ・・・

現行の国内モデルならNC700XとかVストローム650ABSとかが面白いのかな~とか、690デュークも捨てがたいぞ!と思いつつも、今の愛車からなかなか乗り換えができず、かれこれ14年落ちのバイクとなってしまった。まさに衰退。ちょっと前で14年落ちといったら、もう旧車の領域ですが、一応1990年代のバイクなので、そこそこ古いといったところでしょうか。

でも、そこそこの古さといっても14年の歳月には勝つことができず、あちこちの劣化がそれはそれはひどい!! カウルの色あせ、タンクのクリアはげ、各部のサビ、スクリーンのくもり、液晶メーターのレンズの劣化、ウインカーステー(ゴム)の硬化&ひび割れ、リアボックスの白色化などなど、とにかく挙げればキリがない。

例えばウインカーなら純正流用や社外パーツを使うことができるけど、タンクなど流用や社外で代用できないものも多い。おまけに、年数が経過しているから純正の新品パーツの入手も難しくなってきている。受注生産状態になってしまい、以前はキャブの内部パーツでかなりの日数を待たされた覚えがある。そうなると、このまま劣化していくのを最小限に抑えながらお付き合いしていくしかないわけで、こまめにコンパウンドやワックスをかけたり、サビを落としたり、黒い樹脂パーツにアーマオールをベタ塗りしたりと、国内の最高気温を記録する我が家周辺の猛暑と闘いながら、現状を維持していくのは大変である。

そんな自分自身も最近は「劣化」が進んでいることを痛感していて、240kg近くある愛車でもよろけることはなかったのに、スーパーカブのスタンドをかけるのでさえバランスを崩したり、スピードに目がついていってないな~とか、ハッとすることが増えたり。もし、今レースに出たら、思うように体が動かない、バイクを操れないのは明白です・・・

その他、一般的に言われる、筋力低下、中年太り、白髪、薄毛、加齢臭、老眼、肩が痛い、膝が痛い、疲れやすいなどなども、「自分はならない」と思っていても、やっぱりいずれかの現象が現れてくるものですね(泣) 10代、20代の方はピンとこないかもしれませんが、30代、40代、50代と進むにつれて、「あるある、オレもオレも」となるはず(笑) 少しでも若かりし頃に戻ろうと、あれを飲んだり、これを食べたり、色々なモノを試してみたりと、「劣化」を最小限に抑えながら生きていこうとする姿は、古いバイクを維持していくのと何だか似てるな~と思いませんか? そうやって愛車と自分をメンテナンスしながら過ごしていくつもりですが、そうなると、ますます私のバイクライフは現状キープで復調しなそうですね(笑)

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