まだの人も、持ってる人も、店舗紹介サービスをホームページがわりに活用

店舗紹介サービスや口コミサイトなど、無料でショップの情報を公開できるところがいくつかある。ブログ以上に簡単にショップのホームページを作れるところもあり、これからホームページを作ろうという人も、すでにホームページを運営している人も、メインやサブで十分活用できる。その大まかな概要を見て行きたい。

ブログと同様、単体ではなく運営母体にも掲載される

「お店のミカタ」(http://omisenomikata.jp/)を例として、簡単に使い方を見てみる。まず、メールアドレスとパスワードを登録し、送信されてくる本人確認メールに記載されているURLをクリックすると完了となる。これが第1段階。この先は店舗名や店舗のジャンル、キャッチコピー、最寄駅、営業時間といった店舗情報を入力し第2段階が終了。店舗情報は後で変更できるので、ここでは最低限でも構わないだろう。この「お店のミカタ」の登録情報は、別途申請することで「ホットペッパー」運営の「街のお店情報」にも反映されるので、ショップ情報が幅広く公開できるのは嬉しい。実に簡単にホームページが作れ、かつ、連動しているポータルサイトにも掲載できるのが店舗紹介サービスの特徴であり、最大の利点とも言える。これは、ブログ単体とその新着やランキングを紹介するページとの関係にも似ており、やや検索にもヒットしやすいと考えられる。

決められた項目を入力するだけで公開可能

「お店のミカタ」の構成はトップ、サービスメニュー、日記、マップ、クーポンの大きく5つ。サービスメニューには業務内容を登録していこう。カテゴリーにも分類できるので、例えば、「カスタム」というカテゴリーを作り、その中に「ペイント」「足回り」「エンジン」といったサービスメニューを追加していける。できるだけ細分化して登録するとページ数が稼げる。日記はまさにブログなので、すでにブログをやっている方は不要。まだこれからという方は、ここを有効に使っていけばよい。クーポンはバイク・自動車関連では使いにくそうだが、割引セール等に使うのはもちろんのこと、ツーリング等のイベント参加にも使えそうだ。トップとマップについては管理画面の登録情報が反映されるので、あまり自由にはならない。
この様に決められた項目を登録・入力していくだけで、ショップのホームページが作れてしまい、ショップ紹介に特化しているため、内容も限定されていて分かりやすい。

似たような店舗紹介サービスはいくつかある

ショップを紹介するという点で共通しているサービスとして、「エキテン」(http://www.ekiten.jp/)や「e-まちタウン」(http://www.emachi.co.jp/)、「クージャポン」(http://www.coujapon.jp/)といったサービスもある。「エキテン」は口コミ・ランキングサイトとなっているが、「お店のミカタ」に近いショップ情報を公開することができる。ただ、無料店舗会員の場合は登録できる内容が限定される(有料の正会員プランもある)。「e-まちタウン」はビジネス会員登録することでショップ情報を掲載可能。即時公開・掲載ではなく、登録から数日かかるのが難点だ。また、隠れた身近な存在「iタウンページ」にも同様のサービスがある。電話番号を登録していれば、住所や地図は無料で掲載されているが、ライトプランをはじめとした有料サービスでショップ情報や写真も掲載できる。タウンページが母体だけにアクセス数は期待できる。

メインでもサブでも活用でき、手軽さはピカイチ

以上のようなショップ紹介サービスはメインとしても使うことができるし、すでにホームページを運営しているなら、そこへ誘導するためのサブとしても活用できる。決められた項目に従って入力していくだけなので簡単に登録・公開できるが、その分自由度が少ないのが難点である。しかし、この手軽さは捨てがたいものがあり、ホームページの知識はないけど、ちょっとスタートしてみたいという方にはオススメである。今後、デザインにこだわったり、「.com」といった独自ドメインを設定したり、SEOも考えていきたいなら、しっかりとホームページを制作・運営・管理してけばいいだろう。
最後に、この様な無料の店舗紹介サービスを利用すると、ホームページに関連したセールスがかなり増える。くれぐれも、ローン契約やリース契約を結ばせるような話には乗らないようにしよう。

●お店のミカタ
http://omisenomikata.jp/
2010年スタート。「街のお店情報(ホットペッパー)」と連動している。リクルートが母体。

●エキテン
http://www.ekiten.jp/
口コミ・ランキングサイト。「お店のミカタ」に近い店舗情報を公開できるが、無料店舗会員では使える機能が限定される。

●e-まちタウン
http://www.emachi.co.jp/
最初にエリアを選択してビジネス会員として登録する。「街」を軸とした見せ方が他よりも強い印象。「車・バイク・自転車」という大分類ももちろんある。

●クージャポン
http://www.coujapon.jp/
クーポンを印刷することを主眼にしているのか、店舗情報は1ページのみで、その中にクーポンがある。カテゴリーに「バイク」はく、登録時に入力項目が多いのが残念。

●iタウンページ
http://itp.ne.jp/
電話帳に掲載していれば、自動的にこちらにも掲載される。最も身近で、隠れた存在の店舗情報発信サイトである。有料の広告プランでさらに詳しい情報を掲載できる。

(写真1)
「お店のミカタ」で作った店舗情報ページ。基本的なデザインはこれだけで、カラーが変更できるのみ。カスタムデザインもある。ページ構成はトップ、サービスメニュー、日記、マップ、クーポンの大きく5つで、シンプルな構成。更新すると、「街のお店情報」というポータルサイトにも「最近更新したお店」として表示される。

(写真2)
「エキテン」の場合は、口コミ・ランキングサイト「エキテン」の中の1ページといった位置づけで、お店のミカタのように独立したホームページではない。無料店舗会員では店舗情報、口コミ、写真、地図の掲載となる。

(写真3)
お店のミカタの店舗情報登録画面。キャッチコピーやメッセージ、最寄駅、営業時間等、決められた項目に入力するだけで、ページに反映されるので、専門知識がなくても作れる手軽さがある。通常のホームページやブログは「白紙」の状態から作りあげるので、その手間は雲泥の差だ。この他のエキテン等のサービスも、基本的には簡単に情報登録して完了する。

(写真4)
店舗紹介サービスでないので、本文中では触れなかったが、個人用のフェイスブックではなく、店舗や企業用のフェイスブックページも是非活用したい。住所や電話番号はもちろん、営業時間等簡単な店舗情報を登録できる。フェイスブックならではの投稿ももちろん可能で、ブログの代替にも使える。

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