ソーシャルブックマークで「お気に入り」の共有・公開 活用次第でアクセス数アップも!

ウェブ上でお気に入りを共有できるソーシャルブックマーク。国内最大級の「はてなブックマーク」が2005年に登場し、昨年11月にはリニューアル。同様のサービスは他のポータルサイトにもあるため、見たことはある、活用してみたいという方も多いはずだ。仕事場や自宅で同じ「お気に入り」が使え、また、検索エンジン対策とは違ったアクセス数確保の手段としても活用できる。そんなソーシャルブックマークについて見てみよう。

ウェブ上の「お気に入り」であるソーシャルブックマーク

ホームページを閲覧するソフト(ブラウザ)の代表的なものにインターネットエクスプローラー(以下IE)などが挙げられ、どのブラウザにも必ず「お気に入り」「ブックマーク」という機能がある。今さら説明の必要はないが、よく見るサイトを登録しておくことですぐにアクセスでき、その都度検索する手間を省ける。しかし、例えば仕事場のパソコンでお気に入りに登録したホームページを自宅のパソコンで見たい場合には、改めて探して登録しなければならず少々面倒だ。そんな時に便利なのが「ソーシャルブックマーク」というサービスだ。ひと言で言えば「ウェブ上のお気に入り」で、自分自身のみならず不特定多数の閲覧者が利用できるブックマークだ。

数多く存在するソーシャルブックマーク

ソーシャルブックマークは様々なところでサービスを提供しており、よく知られたものとしては「はてなブックマーク」、ポータルサイト系では「livedoorクリップ」「@niftyクリップ」「Yahoo!ブックマーク」「gooブックマーク」などがあり、様々なウェブサービスを提供するFC2の「FC2ブックマーク」がある。不特定多数に公開はされないが、ウェブ上に登録しておけるという意味では「Googleブックマーク」もある。どれもアカウントを取得すれば簡単に利用できるが、機能的に大差はないので、まずはすでに利用登録をしているサイトのブックマークサービスを使ってみるといいだろう。今回は「はてなブックマーク」を例に見てみる。

ソーシャルブックマークの使い方は簡単

使い方はとても簡単で、画面右上の「追加」をクリックし、ブックマークに登録したいURLを入力、追加ボタンを押して完了だ。コメント欄には「タグ」を入力することができ、ブックマークをタグで分類していくことも可能だ。別途インストールすることで、はてなツールバーやGoogleツールバーからも登録が可能になる。再度画面右上を見ると「設定」からブックマークのタイトルの変更や公開・非公開の切り替えができる。後述する活用方法によって、タイトルをショップ名にしてもいいだろうし、あくまでもプライベートで使うなら非公開設定にしてしまおう。はてなブックマークのトップには人気記事が表示され、登録ユーザー数もわかる。

自店HPへの誘導にソーシャルブックマークを活用

自店のホームページを運営している方なら、「リンク集」といった形で関連サイトやユーザーのホームページへのリンクを貼っているだろう。この内容をそのままソーシャルブックマークにも移行し、同じ内容の2つのリンク集を作っておくことで、誘導経路を増やすことができる。また、ショップの特色を反映したブックマーク、例えばミニバイクに力を入れているショップであれば、ミニバイクに関連したサイトのみのブックマークを作り、その中に自店へのリンクを登録しておくことで、ミニバイクに興味を持ったネット上のユーザーの目に触れる可能性が高くなる。この「自店のリンク集のコピー」、「ある分野に特化したブックマーク」という使い方を是非試していただきたい。

ソーシャルブックマークに登録してもらう

逆に、ソーシャルブックマークを使っているユーザーに自店HPへのリンクを登録してもらうという方法もある。実店舗のユーザーであれば電話やメールで直接お願いできるが、目に見えない潜在的なユーザー(閲覧者)にはどのように登録を促していけばいいだろうかというと、HPに「ブックマークボタン(登録ボタン)」を設置しておくことで、簡単に登録してもらえるようになる。それぞれのソーシャルブックマークサービスに登録ボタン設置用のソース(コード)があるので、それをコピーしてHP内に記述すればよい。また、複数のソーシャルブックマークに登録できるブックマークボタンを配布しているサービスもあるので、これを利用するのもいいだろう。