商品検索サービス「グーグルショッピング」で探す&販売促進につなげよう!

昨年10月末、グーグルは商品の検索を目的としたサービス「グーグルショッピング」のベータ版を公開した。取り扱っているパーツや用品、またはサービスを登録しておけば、自店HPへのアクセス数アップや販売促進につながる可能性は大きい。簡単ではあるが、グーグルショッピングの内容を見てみる。

大手のショッピングモール

パソコンや携帯電話を使い、インターネット経由で買い物をするのが当たり前となり、今や「ネットで買い物をしたことがない」という人の方が少ないかもしれない。ここで、ネットショッピングの際には、どのようなサイトを経由しているだろうか? インターネットオークションでの落札も買い物のひとつだろうし、実店舗で言う「行きつけ」のネットショップで毎度決まった商品を購入するケースもあるだろう。だが、多数の店舗の中から欲しい商品の価格等を比較して購入できるショッピングモールを活用している人がかなり多いのではないだろうか。ショッピングモールの老舗かつ最大手の楽天市場はもちろんのこと、ヤフーショッピング、アマゾンは出店数や利用者数がずば抜けており、この3つで検索すれば必ずお目当てのものが見つかると言っても過言ではないだろう。そんな中、昨年10月に登場した「グーグルショッピング」は、商品の検索をすることを目的としたサービスだ。

グーグルショッピングとは?

大手ショッピングモールとは異なり、あくまでも商品検索が目的のため、グーグルの他のサービスと同様に利用料は無料だ。ショッピングモールの場合は、そのモール中に店舗を構えるというスタンスだが、グーグルショッピングの場合は、既存のネットショップの商品情報を登録し、ショッピング検索に反映させるだけで、グーグルショッピングそのものに決済機能や顧客管理機能はない。繰り返すが、あくまでも「検索のみ」で、検索結果のリンク先はショップ(内の商品ページ)になる。現在は、個別のネットショップはもちろんのこと、連携したショッピングモール内の商品情報も登録されており、例えば、液晶テレビを探している場合は、モルAとモールBでそれぞれ検索して比較していたものが、グーグルショッピングなら、まさに一発でモールAとモールBの横断的な検索というわけだ。登録商品数は今後増えることは確実で、ユーザーの「商品検索スタート地点」となる日も近いだろう。

ユーザーとして実際に検索してみる

では、実際にグーグルショッピングで検索してみることにする。ブームは過ぎたとはいえ、今なお根強い人気のマジェスティ250のパーツを探してみる。グーグルのトップページ左上に「ショッピング」とあるので、それをクリックして切り替える。通常のトップページと似ているが、「ショッピング」の検索トップは「買いたい商品をすばやく検索」という言葉とともに、「最近検索された商品」のキーワードが表示されている。マジェスティ250と検索してみると、左側にはカテゴリ、価格帯、ブランド、店舗によって絞り込みができるようになっている。価格順の並び替えや、リスト・ギャラリー表示の切り替えなど、ショッピングモールにある基本機能は備えている。商品名をクリックすると販売店舗のページに移動するが、そこはショッピングモール内の店舗だったり、独立して運営している店舗だったりと様々で、幅広い範囲から商品検索されていることが分かる。

利用方法を簡単に説明

パーツや用品を扱うショップがグーグルショッピングを活用するにはどうしたら良いのだろうか? ヤフーショッピングやライブドアデパート、カラメルといった「パートナーショッピングモール」をすでに活用している店舗であれば、これらがグーグルショッピングに商品の登録をしてくれているので、自分では何もする必要はない。また、ネットショップサービスの「Eストアー」や「メイクショップ」を活用してネットショップを運営している場合も商品のアップロードが簡単になっている。上記のサービスを利用していない場合は、自分で「グーグル・マーチャント・センター」に登録し、自店のHPを認証させないといけない。すべて英語表記のため少々抵抗を感じる方もいるかもしれないが、グーグルクロームで閲覧すれば手軽に翻訳してくれるので安心だ。あとは、商品登録用のファイルをエクセル等で用意しアップロードするだけ。必要な項目(属性)や形式はヘルプを参照していただきたい。

【グーグルショッピング】
グーグルの左上にある「ショッピング」をクリックすると、グーグルショッピングに切り替わる。一見すると通常のグーグルのトップページのようにも見えるが、「Googleショッピングで最近検索された商品」のキーワードが表示されている。

【検索結果】
「マジェスティ250」で検索したところ、約1万8000件近い商品情報がヒットした。画面左側のメニューで新品、カテゴリや価格帯、ブランド、店舗での絞り込みが可能となっている。単一のショッピングモール内での検索よりも範囲が幅広いため、今後の「欲しいもの検索」の出発点となる可能性も高い。

【データフィード】
グーグルショッピングに登録するための商品情報(データフィード)はエクセルで作成することができる。この6項目(属性)は必須で、タブ区切りのファイル形式で保存する。

グーグルショッピングのパートナー

【ネットショップサービス】

・Eストアー
http://estore.co.jp/
・メイクショップ
http://www.makeshop.jp/

【ショッピングモール】

・ヤフーショッピング
http://www.makeshop.jp/
・ライブドアデパート
http://depart.livedoor.com/
・カラメル
http://calamel.jp/

すでにこれらのサービスを活用してネットショップを運営している場合、グーグルショッピングへの商品登録が自動または簡単になっている。

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